この記事で分かること
  • ビルトイン・据え置き型の費用相場と内訳
  • 後付けできるキッチンの条件
  • 費用を安く抑えるコツと使える補助金
  • 業者の選び方と工事の流れ
  • ライフスタイルに合った食洗機の選び方

食洗機のある暮らしに憧れながら「設置にはキッチンごと交換が必要?」「後付けには実際いくらかかるの?」などの理由で、導入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

食洗機を後付けする費用は、ビルトイン型で約15〜35万円、据え置き型で約4〜12万円が相場のボリュームゾーンです。
設置条件や工事の有無によって費用は大きく変わるため、事前に内訳を把握しておくことが大切です。

ビルトイン型は、食洗機本体がキャビネット内に収まるため、キッチンの調理スペースを広く使えて便利ですが、設置可能なキッチンには条件があります。
さらに、費用も高額になるケースが多く、食洗機を手軽に導入するには据え置き型という選択肢もあります。

この記事では、費用の内訳・設置条件・補助金の活用方法まで、2026年の最新情報をもとにわかりやすく解説します。

【タイプ別後付け費用の早見表】

タイプ設置方式・扉の形式など費用相場(本体+工事費)容量
ビルトイン・浅型スライドオープン約9~20万円約4~5人分
ビルトイン・深型スライドオープン約11~30万円約6人分
ビルトイン・前開きフロントオープン約13~50万円(海外製含む)約7~8人分以上
据え置き型(卓上型)カウンター上などタンク式:約3~10万円
分岐水栓式:約4~12万円
1人分~5人分

※上記はあくまでも目安です。キッチンの状態や追加工事の有無によって、総額は変動します。
詳細は各セクションで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

食洗機の後付けにかかる費用相場

キャビネットに組み込まれたビルトイン食洗機の内部。スライドオープン式のラックとバスケットが確認できる。

食洗機を後付けする費用は、設置する製品のタイプによって大きく異なります。
食洗機のタイプには、ビルトイン型・卓上型・タンク式の3タイプがあり、設置に必要な工事の有無が費用差を生む要因のひとつです。

ビルトイン食洗機を後付けする費用

ビルトイン食洗機を新規で後付けする際の費用は、食洗機本体の価格と工事費を合わせて約15〜35万円が目安です。

費用項目金額の目安
本体代約5〜25万円
基本工事費約3〜5万円
合計(基本工事のみ)約8〜30万円
合計(追加工事込み)約15〜35万円

キッチンの構造や配管の状況によっては、表の金額に追加費用が加算されます。まず業者に現地調査を依頼して、正確な見積もりを取りましょう。

古くなったビルトイン食洗機を交換する費用

すでにビルトイン食洗機を設置済みのご家庭で、既存の食洗機を新しいものに交換する費用は、約9〜20万円に収まるケースが多いです。
既存の食洗機を交換する場合は、元の配管・電源を継続利用できるため、新規後付けに比べて工事費を抑えられます。

交換工事の費用内訳は以下のとおりです。

費用項目金額の目安
本体代約5~25万円(8~15万円が主流)
交換工事費約3~5万円
合計約8~30万円(9~20万円がボリュームゾーン)

ただし、機種のサイズが変わる場合や配管が老朽化している場合は、追加工事費が発生します。

据え置き型を設置する費用

据え置き型の食洗機は、卓上型(分岐水栓式)とタンク式の2種類から選択できます。据え置き型は比較的低コストで導入できるため、「ビルトイン型は高額で手が出ない」という方にお勧めの選択肢です。

据え置き型のタイプ別費用相場は以下のとおりです。

タイプ費用の目安工事の有無
卓上型(分岐水栓あり)約4〜12万円分岐水栓の取り付けが必要
タンク式約3〜10万円原則不要

タンク式は給水タンクに手動で水を補充して使うタイプです。コンセントがあれば設置可能で、水道工事も不要なため、賃貸でも原状回復を気にせず導入できます。従来はコンパクトな少人数向けモデルが中心でしたが、最近では4〜5人分の食器が洗える大容量のタンク式も登場しています。

交換工事と新規設置で費用が変わる理由

交換工事と新規設置で費用に差が出る要因は、給排水のための配管工事と電源工事の有無にあります。
ビルトイン食洗機の新規設置には、シンク下への配管工事と、専用コンセントの設置が必要です。

一方、既存設備の交換工事では、元の配管・電源を活用して工事費を抑えられます。
新規設置に伴う配管や電気工事には、現場の状況次第で約2〜7万円の追加費用が発生するため、費用総額の差はここから生まれます。

追加費用が発生しやすいケースとは?

食洗機の後付けでは、キッチンの状態によって追加費用が発生することがあります。
具体的には、給排水配管の延長や分岐・専用電源コンセントの新設・既存キャビネットの撤去や加工などが、追加工事として発生しやすい項目です。

これらの工事が重なると、総費用が当初の見積もりより大幅に増えるケースも珍しくありません。
事前に現地調査を依頼し、追加工事の有無を確認しておきましょう

食洗機の後付けにかかる費用の内訳

リフォーム会社のスタッフが夫婦にビルトイン食洗機の設置について説明している様子。

食洗機の後付け費用は、本体代・基本工事費・追加費用の3つで構成されます。
それぞれの相場を把握しておくと、適正な見積もりを見極めやすくなります。

本体価格の相場(タイプ別・容量別)

食洗機の本体価格は、タイプと容量によって異なります。下の表では、主な例をタイプ・容量別にまとめました。
表を参考に、家族の人数や予算に合わせて最適なものを選びましょう。

タイプ容量の目安本体価格
ビルトイン 浅型(ミドル)食器約40点(約4~5人分)約5〜10万円
ビルトイン 深型(ディープ)食器約44~48点(約6人分)約8~15万円
ビルトイン フロントオープン型食器約50~56点(約7~8人分)約12〜30万円
卓上型(分岐水栓式)食器約20〜40点(約3~5人分)約3〜10万円
タンク式食器約16~40点(約2~5人分)約3〜10万円

2〜3人家族ならコンパクトな卓上型・タンク式、4人以上ならビルトイン型を選ぶのが一般的です。
ただし、最近では卓上型やタンク式でも4〜5人分が洗える大容量モデルが多数登場しているため、キッチンの状況に合わせて柔軟に選べます。

また、鍋やフライパンなどの大きな調理器具もまとめて洗いたい場合は、ビルトインの深型やフロントオープン型、または大容量タイプの卓上型がおすすめです。

基本工事費の内訳

食洗機を設置する際の基本工事費には、取り付け・設置作業と既存の食洗機がある場合はその撤去・処分費用が含まれるのが一般的です。

工事内容費用の目安
ビルトイン型 新規設置約3〜5万円
ビルトイン型 交換工事約3〜5万円
卓上型 分岐水栓取り付け約8,000円〜2万円

工事費は業者によって価格差があります。適正価格を知るには複数社に相見積もりを依頼するのがおすすめです。

追加費用が発生しやすいケースの費用内訳

食洗機を後付けする際に、追加費用が発生する主なケースは以下のとおりです。
追加工事の必要性は、現地調査を実施しないと判断できないため、見積もりの際は必ずプロに確認を依頼しましょう。

追加工事の内容費用の目安
専用電源の新設約1.5〜4万円(工事内容で差が大きい)
コンセント増設約5,000〜2万円
給排水配管の延長・分岐約5,000円〜1.5万円
キャビネットの加工(加工のみ)約2〜6万円
既存食洗機の処分費約5,000〜1.5万円

見積書が発行されたら、追加費用の総額が見積もりに明記されていることを必ず確認しましょう。
費用の内訳を書面に記載せず、口頭説明のみで進める業者は、契約後に費用を追加されるリスクがあるため注意が必要です。

ビルトイン食洗機を後付けできるキッチンの条件

作業スタッフがキッチンのビルトイン食洗機の設置状況を確認し、施主の女性が立ち会っている様子。

ビルトイン食洗機を後付けするには、既存のキッチンが以下の3つの条件を満たしている必要があります。

  1. キッチンのスペースに十分な余裕があるか
  2. 給排水設備を接続できるか
  3. 電源コンセントの位置・容量に問題がないか

ご自宅のキッチンが、上記の条件を満たさない場合は、追加工事か据え置き型への変更を検討しましょう。

キッチンのスペースに十分な余裕があるか

ビルトイン食洗機の設置には、キャビネット内(シンク横や調理台下など)に十分なスペースを確保する必要があります。
一般的な設置条件の目安は以下のとおりです。

  • 幅:45cmまたは60cm
  • 高さ:75cm以上
  • 奥行き:65cm以上が標準(薄型モデル等で60㎝に対応可能なケースあり)

実際の有効寸法は、配管やパイプの出っ張りを考慮して判断する必要があるため、業者に現地調査での測定を依頼しましょう。
なお、キャビネットの幅が規格と異なるなどスペースに問題がある場合でも、キャビネットの加工工事で対応できるケースがあります。

給排水設備を接続できるか

ビルトイン食洗機を後付け可能なキッチンの2つ目の条件は、シンク下などに給排水設備を分岐・接続できるスペースがあることです。
ビルトイン食洗機を使用するには、食洗機に水やお湯を供給し、排水するための配管を接続する必要があります。

既存キッチンの構造やディスポーザーの有無によって、配管設備の接続がむずかしいケースもあるため、必ず現地調査で確認してもらいましょう。

電源コンセントの位置・容量に問題がないか

ビルトイン食洗機を後付け可能なキッチンの3つ目の条件は、専用コンセントが設置されている(または新設できる)ことです。
ビルトイン食洗機は消費電力が大きく、他の家電と回路を共用しているとブレーカーが落ちる原因になります。

一般的な国内メーカー品は100V電源ですが、海外製の大容量モデルなどを導入する場合は200Vの電源が必要になることもあります。

専用コンセントの有無や分電盤からの専用回路増設の可否は、目視での確認が難しいため、設置業者に現地調査を依頼しましょう。

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「リフォームに伴う電気工事には具体的にどのような工事があるの?」「費用はいくらかかる?」などの疑問にはこちらの記事でお答えしています。

ビルトイン型を後付けできない場合は据え置き型を選ぶ

女性がキッチンカウンターに設置した据え置き型食洗機に食器をセットしている様子。

キッチンのスペースや配管の問題でビルトイン型を設置できない場合も、据え置き型であれば大掛かりな工事なしで手軽に導入できます。
タイプ別の特徴を理解して、ご自宅の環境に合った選択をしましょう。

ビルトイン型と据え置き型の違い

ビルトイン型と据え置き型には、設置方法・費用・容量の他に設置できる環境にも違いがあります。基本的な違いは以下の表をご覧ください。

比較項目ビルトイン型据え置き型
設置工事必要卓上型は分岐水栓のみ・タンク式は不要
初期費用約15〜35万円約4〜12万円
容量大きい(4〜8人用)やや小さい(1〜5人用)
見た目キッチンに一体化カウンター上に設置
賃貸での利用基本不可可能

ビルトイン型は、「設置スペースの有無・給排水設備の接続可否・電源の確保」の3条件が揃えば設置可能ですが、大がかりな工事を伴うため賃貸住宅では後付けが難しいケースが多いです。

賃貸にお住まいの方は、まず大家さんや管理会社に相談のうえ、据え置き型の導入を検討しましょう。

ビルトイン型のメリット・デメリット

ビルトイン型の主なメリットは、容量の大きさとキッチンとの一体感です。
ビルトイン型は食洗機本体がキャビネット内に収まるため、調理スペースを広く確保できます。

さらに、深型やフロントオープン型であれば鍋やフライパンも洗えるため、大人数のご家庭にも向いています。
一方、デメリットは、設置工事が伴う分、据え置き型と比べて初期費用が高くなる点です。また、電気・水道代など日々のランニングコストはビルトイン型の方が安く済むケースが多いです。

ただし、故障や買い替えの際にも工事が必要になるため、維持費を含めたトータルコストは高くなる傾向があります。

据え置き型のメリット・デメリット

据え置き型のメリットには、手軽に導入できる点が挙げられます。タンク式は工事不要ですぐに使えて引越しの際も利便性が高いです。
また、卓上型は分岐水栓の取り付けのみで使用できるため、ビルトイン型のような大がかりな設置工事は不要です。

(※ただし、分岐水栓の部品代や取り付け工事費として別途1〜3万円程度かかります)

一方、デメリットは、設置のための占有スペースが必要な点や、比較的容量が小さめな点が挙げられます。
既存のキッチンスペースが狭いご家庭や、食器の数が多いご家庭では不便なケースもあるでしょう。

ライフスタイルに合わせた食洗機の選び方

夫婦がキッチンのキャビネットに設置されたビルトイン食洗機の状態を確認・検討している様子。

食洗機を選ぶ際は、費用だけでなく家族構成・住環境・日常の使い方も踏まえた検討が必要です。
以下の5つの観点で自分に合った機種を絞り込みましょう。

  1. 設置タイプを選ぶ
  2. ビルトイン型の容量・サイズを選ぶ
  3. 扉の開閉方法を選ぶ
  4. ドアのデザインを選ぶ
  5. 搭載されている便利機能で選ぶ

設置タイプを選ぶ

食洗機の設置タイプを選ぶ際は、まず「工事できる環境かどうか」の確認から始まります。
持ち家でキッチンに十分なスペースがあればビルトイン型、賃貸や工事費を抑えたい場合は卓上型、工事なしで手軽に使いたい場合はタンク式がおすすめです。

導入後に実際の使い勝手を確かめてからビルトイン型に切り替えたい方には、タンク式から始める選択肢もあります。

ビルトイン型の容量・サイズを選ぶ

ビルトイン型は、食器収容部の深さと扉の開き方で容量が異なります。
タイプ別の容量は以下の表が目安です。

タイプ収納量の目安向いている世帯
浅型(ミドルタイプ)食器約40点約4〜5人
深型(ディープタイプ)食器約44~48点約6人
フロントオープン型食器約50~56点以上約7~8人・鍋類も洗いたい

食器点数の目安は、4〜5人世帯なら40点前後、6人以上の家庭なら50点以上が一般的です。
サイズは幅45cmの「スタンダード」と幅60cmの「ワイドタイプ」に大別され、開口部のサイズに合わせて選ぶ必要があります。

容量が不足すると複数回に分けて洗う手間が増えるため、少し余裕のあるサイズを選ぶことをおすすめします

【ISMリフォーム研究室】

「間口600㎜では大きすぎて持て余すかも?」という、少人数のご家族にも選びやすい450㎜サイズの国産食洗機のご紹介です!

扉の開閉方法を選ぶ

ビルトイン型の扉の開閉方式には、「フロントオープン型」と「スライドオープン型」の2種類があります。フロントオープン型は扉を手前に倒して食器を出し入れする方式です。

このタイプはミーレやボッシュなどの海外製品に多く見られますが、国内メーカーでもリンナイやパナソニックから幅45cmや60㎝対応のフロントオープン型がリリースされています。

一方スライドオープン型は、かごごと引き出す方式で、日本製品の主流となっており、食器の出し入れがしやすい点が特徴です。
キッチンの広さや使い勝手に合わせて、どちらの方式が日常生活に馴染むかを確認しておきましょう。

ドアのデザインを選ぶ

ビルトイン型は、ドアの仕様をキッチンのデザインに合わせることが可能で、主に以下の2種類から選びます。

  • ドアパネル型:既存のキッチンに近い色柄のパネルをはめ込むタイプです。
    パネルを入れなくても素地仕上げの状態でそのまま使用できるため、主に後付けや交換に向いています。
  • ドア(フル)面材型:システムキッチンと完全に同じ素材の面材を取り付けるタイプです。
    面材がない状態では使用できないため、主にキッチンを新設・全体リフォームする際に選ばれます。

システムキッチンとの統一感を重視する場合は、キッチンメーカー純正品を選ぶとデザインの一貫性を保ちやすいです。
リフォーム時にキッチン全体のカラーも合わせて検討すると、より完成度の高い仕上がりになります。

搭載されている便利機能で選ぶ

食洗機には、メーカーや機種によってさまざまな便利機能が搭載されています。
代表的な機能と特徴は以下のとおりです。

機能名特徴
高温除菌洗浄50℃以上の高温・高圧水流で洗いながら菌を除去し、衛生的に仕上げる
乾燥・ニオイ抑制機能温風・送風による乾燥や、イオン(ナノイーXやプラズマクラスター等)による庫内のニオイ・カビ菌抑制
節水・省エネモードセンサーで食器量や汚れ具合を検知し、水温やすすぎ回数を自動調整する(エコナビ、エコギアなど)
自動ドアオープン機能軽くノックするだけで自動でドアが開く機能や、乾燥後に自動でドアが開き結露を防ぐ機能

多機能な機種は本体価格が高額になるため、生活スタイルに合った機能を優先して選ぶことがコストを抑えるポイントです。

食洗機を後付けするメリット

食洗機の後付けにはある程度の初期費用がかかりますが、日常の家事を楽にする様々なメリットがあります。
主に時短や節水・衛生面など、生活の質を高めるメリットが多く、共働き世帯や子育て中の家庭には特に効果を実感しやすい設備です。

家事時間を短縮できる

食洗機を使うと、食器洗いにかかる時間を大幅に短縮可能です。
手洗いでは1回あたり数十分程度のまとまった時間を食器洗いにかけるところ、食洗機なら食器をセットしてスイッチを押すだけで済みます。

食洗機によって節約した時間を他の家事や趣味、休息に充てられるなど、毎日の生活にゆとりが生まれる点は大きなメリットと言えます。

手洗いより節水につながる

食洗機は、手洗いと比べて使用する水の量を大幅に抑えられます。
4〜5人分の食器を洗う場合、手洗いでは1回あたり約60〜75Lの水を使うのに対し、食洗機なら約5〜10L程度で済むケースが多く、高い節水効果が期待できます。

水道代の節約につながるだけでなく、環境への負荷を減らせる点もメリットです。
節水性能やエコモードの有無はメーカーや機種によって異なるため、購入前にカタログで確認しておくとよいでしょう。

高い洗浄力で衛生的に使える

食洗機は50℃以上の高温のお湯と専用洗剤を組み合わせて洗浄するため、手洗いでは落ちにくい油汚れや食べかすをしっかり除去できます。
高温・高圧洗浄による除菌効果も高く、多くの機種で99%以上の除菌効果が実証されています。

特に離乳食を利用される小さいお子様がいるご家庭や、衛生管理を重視する方には大きなメリットと言えるでしょう。
手洗いでは届きにくい食器の細部まで清潔に保てる点も、食洗機ならではの強みです。

共働き・子育て世帯の負担軽減になる

食洗機は、共働きや子育てなどに忙しい世帯の家事負担を軽減できます。
夕食後の洗いもの作業を食洗機に任せることで、子どもと過ごす時間や入浴・就寝準備などに時間を回せるようになります。

また食洗機があることで「誰が皿洗いする?」という家庭内のストレス軽減も期待できるでしょう。
一度導入すると手放せなくなる設備として、多くの共働き世帯に好評です。

食洗機を後付けするデメリット

食洗機の後付けにおけるメリットとデメリットを示すイメージ。青いブロックにメリット・デメリットの文字が書かれている。

食洗機の導入にはメリットが多い一方、事前に把握しておくべきデメリットも存在します。
設置スペースや費用、日々の使い勝手など、導入後に後悔しないよう、以下の点をしっかり確認しておきましょう。

設置スペースが必要になる

食洗機の設置には、一定のスペースを確保する必要があります。
ビルトイン型はキャビネット内に組み込むため、既存の収納スペースが減ることになります。

据え置き型はシンク横やカウンター上に設置するため、キッチンの作業スペースが狭くなるケースも少なくありません。
特にコンパクトなキッチンでは、設置後の動線や収納への影響を事前に確認しておきましょう。

初期費用や交換費用がかかる

食洗機の導入には、本体価格に加えて設置のための工事費用が発生します。
ビルトイン型の場合、新規設置の総費用が約15〜35万円に達するケースも多く、まとまった初期投資が必要です。

また、食洗機の寿命は一般的に約10年程度とされており、将来的な買い替えの際にも費用が発生します。
食洗機を導入する際は、将来的なコストも加味して検討しましょう

洗えない食器やお手入れの手間がある

食洗機はすべての食器を洗えるわけではなく、木製の器や漆塗り、クリスタルグラス、耐熱性の低いプラスチック容器などは、変形や変色の原因となるため手洗いする必要があります。

また、食洗機に入れる前に固形物やひどい油汚れを軽く落とす「予洗い」が必要なケースもあります。

さらに、衛生的に使い続けるためには、庫内の残菜フィルターに溜まったゴミをこまめに捨てたり、定期的に庫内洗浄モードでお手入れしたりする手間がかかる点も理解しておきましょう。

【ISMリフォーム研究室】海外製食洗機の注意点

大容量で人気の「ミーレ」などの海外製食洗機は、予洗いがほぼ不要などのメリットがある反面、初期費用が高額になったり、乾燥方式が国産と異なるといった特有の注意点があります。詳しくは以下の動画も参考にしてください。

食洗機の後付け費用を安く抑えるコツ

アイデアがひらめいたイメージを本と電球で表現したアイコン

食洗機の後付けは、工夫次第で費用を効果的に抑えることができます。ここでは、相見積もりの活用・型落ちモデルの検討・補助金の利用・他のリフォームとの同時施工など、実践しやすいコツを順番に解説します。

複数の業者から相見積もりを取る

食洗機の後付け費用を抑えたい場合の、効果的な方法のひとつが相見積もりです。
同じ工事内容でも、業者によって工事費や部材費が異なるため、複数社から見積もりを取ることで適正価格を把握できます。

ただし比較対象が多すぎると見極めにくい場合もあるため、目安として2〜3社程度から見積もりを取得するのがおすすめです。
見積もりを比較する際は、総額だけでなく工事内容の詳細も確認し、不明な項目があれば遠慮なく質問しましょう。

【ISMリフォーム研究室】

「相見積もりを取ったほうがいいのは何となくわかるけど、実際どうやればいいの?」という声にお答えしてこの動画を撮りました。ぜひ参考にしてください。

型落ちモデルやベーシックモデルを選ぶ

最新モデルの最上位機種にこだわらず、型落ちモデルや基本性能に絞ったベーシックモデルを選べば本体価格を抑えられます。
食洗機は毎年のように新モデルが投入されるため、型落ちモデルでも基本性能に大きな差はありません。

一方、ネット通販を利用すれば、最新モデルでもメーカー希望小売価格から40〜50%以上の割引で購入できるケースがあります。
また、家電量販店や地域のリフォーム会社などでも、型落ちの在庫処分品やセール時期を狙えばお得に購入できる可能性があります。

多機能な上位機種は高額になるため、ご家庭での使い方に合わせて、機能面で必要十分なスタンダードモデルなどを選ぶことが、費用対効果を高めるポイントです。

補助金を活用する

食洗機の後付けや交換に関連する国の補助金制度としてみらいエコ住宅2026事業があります。
この制度を利用すれば、条件を満たすことで1戸当たり3万円の補助を受けられる可能性があります。

ただし、ビルトイン食洗機の設置・交換単独では補助金の対象になりません
内窓の設置や高効率給湯器への交換など、国が定める「必須工事」とセットで行い、補助額の合計が5万円以上になることが条件です。

補助金を活用する際の主な確認ポイントは以下のとおりです。

確認項目内容
対象工事・設備指定のビルトイン食洗機であること(卓上型は不可)。必ず「必須工事」と組み合わせ、補助総額が5万円以上になること
申請主体登録事業者(施工業者)が代行申請を行う
申請期間予算上限に達し次第、期限前でも早期終了となる場合がある
併用可否他の補助金・減税制度との併用条件を確認する

補助金は予算上限に達すると受付終了となります。
キッチンの全体リフォームや他の省エネ工事もあわせて検討している場合は、早めに登録事業者へ相談することをおすすめします。

みらいエコ住宅2026事業

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キッチン交換など他のリフォームと合わせる

食洗機を後付けする際、キッチン交換など他のリフォームと同時に行えば、工事費用の総額を抑えられる場合があります。
キッチン全体のリフォームと合わせて食洗機を組み込む場合、配管工事や電気工事を一括で行えるため、個別に発注するよりも工事費が割安になるケースが多くあります。

また、同時施工により職人の手間や工期を短縮できるため、工事全体のコスト削減も可能です。
他のリフォームも検討している場合は、補助金利用も含めて業者に相談してみるとよいでしょう。

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食洗機の後付けはどこに頼む?

女性スタッフがクリップボードを持ち、キッチンに設置されたビルトイン食洗機の現地調査・確認を行っている様子。

食洗機の後付けを依頼できる業者には、主に家電量販店・リフォーム会社・食洗機などの住宅設備専門業者の3種類があります。
それぞれに特徴があり、状況に応じて最適な依頼先が異なります。ここでは、各業者の特徴と業者選びの確認ポイントを解説します。

家電量販店へ依頼する場合

家電量販店は、本体の購入から設置工事までをワンストップで依頼できる点が大きな魅力です。
ポイント還元や下取りサービスを活用できるケースも多く、費用を抑えながら導入しやすい環境が整っています。

ただし、対応できる工事の範囲が限られており、配管の新設や電気工事など複雑な工事が必要な場合は、別途専門業者への依頼が必要になることがあります。
シンプルな交換工事であれば、手軽に利用できる家電量販店への依頼も選択肢のひとつです。

【ISMリフォーム研究室】

こちらの動画では、【99%が知らない】家電量販店リフォームの闇を紹介します。

リフォーム会社へ依頼する場合

リフォーム会社は、キッチン全体のリフォームと合わせて食洗機を設置したい場合に適した依頼先です。配管・電気・内装工事を含む幅広い工事に対応できるため、複雑な設置条件でも柔軟に対応してもらえます。

キッチンのデザインや動線も含めたトータルの提案を受けられる点も、リフォーム会社ならではの強みです。一方で、家電量販店や専門業者と比べて費用が高くなる傾向があるため、見積もり内容をしっかり確認することが大切です。

【ISMリフォーム研究室】

こちらの動画では、リフォーム業者の選び方について8つの質問をもとに忖度無しで解説しています。ぜひ参考にしてください。

食洗機交換の専門業者(ネット通販系)へ依頼する場合

食洗機の後付けや交換に特化したネット通販系の住宅設備専門業者は、メーカー正規品を工事費コミコミの特別価格で安く導入できる点が最大の強みです。
本体価格が定価の40〜60%オフになるケースも多く、トータルの初期費用をできるだけ抑えたい方におすすめの選択肢です。

また、キッチンの現状をスマホで撮影して送るだけで、オンライン見積もりが完結する業者が多く、現地調査の手間や時間を省ける手軽さも魅力です。
ただし、キッチン全体のレイアウト変更を伴うような大規模なリフォームには対応していない場合が多いため、あくまで食洗機の後付けや交換に絞って依頼する場合に適しています。

業者選びで確認したいポイント

業者を選ぶ際は、価格だけでなく以下のポイントを総合的に確認することが重要です。

確認ポイント内容
資格・許可の有無給水装置工事主任技術者や電気工事士資格などを保有しているか
見積もりの明確さ工事内容と費用の内訳が明示されているか
アフターサービス工事後の保証期間や対応範囲が明確か
実績・口コミ施工実績や利用者の評価を確認できるか
相見積もりへの対応複数社比較に応じてもらえるか

信頼できる業者選びは、安心して工事を進めるために重視したいポイントです。複数社を比較したうえで、納得できる業者に依頼しましょう。

食洗機後付け工事の流れ

食洗機の後付け工事にかかる工期・工事時間をイメージしたカレンダーと時計の写真。

食洗機の後付け工事は、見積もり依頼から設置完了まで複数のステップを経て進みます。
事前に流れを把握しておくと、当日の工事をスムーズに進めることができます。ここでは、各ステップの内容と注意点を解説します。

現地調査・見積もり依頼

まずは業者への見積り依頼から始めましょう。依頼方法には主に「訪問による現地調査」と「写真送付によるオンライン見積もり」の2種類があります。

リフォーム会社などに依頼する場合は、スタッフが直接訪問し、キャビネットのサイズ・給排水設備の位置・電源コンセントの状態などを確認します。

一方、ネット専門業者などに依頼する場合は、スマホでキッチンの現状を撮影して送付するだけで、現地調査は行いません。
見積りが提示されたら、追加工事の有無や費用の内訳など、記載内容をしっかり確認しましょう。

機種選定とサイズ確認

現地調査や写真による判定結果をもとに、設置可能な機種を選定します。キャビネットの開口部サイズや天板の奥行きに合った機種を選びますが、サイズが合わない場合はキャビネットの加工が必要な場合もあります。

本体の幅・奥行きだけでなく、扉の開閉方式や容量、ドアパネルの仕様も合わせて確認しましょう。

設置工事当日の流れ

工事当日は、約3〜4時間で設置が完了するのが一般的で、以下の手順で進行します。

手順内容
① 養生・既存品の撤去キッチン周辺をしっかり養生し、既存のキャビネットや古い食洗機を取り外します。
② 設備工事(配管・配線)事前の見積もりに基づき、必要に応じて給排水管の分岐や専用電源の増設・配線作業を行います。
③ 本体設置・接続食洗機本体をキャビネット内に組み込み、パネル等を調整して固定した後、給排水管と電源コンセントを接続します。
④ 動作確認試運転を行い、正常に動作するか、水漏れなどの異常がないかを確認します。
⑤ 清掃・引き渡し工事箇所を清掃し、撤去した廃材や古い機器を回収します。操作方法の説明を受けて完了です。

工事中はキッチンが使用できない時間帯が生じるため、事前に食事の準備などを済ませておくと安心です。
長時間の立ち会いは不要なケースが多く、スムーズに新しい食洗機を使い始めることができます。

工事時間の目安と注意点

食洗機の設置工事にかかる時間は、工事内容によって異なります。
既存設備の交換であれば約2〜3時間程度で完了するケースが多く、新規設置で配管工事や電源工事が加わる場合でも、半日程度を見込んでおけば完了するのが一般的です。

工事当日は、作業スペースの確保とキッチン周辺の整理などで慌てないよう、事前に準備を済ませておくとスムーズに進められます。
また、工事後に水漏れや異音などのトラブルが発生した場合は、すぐに業者へ相談できるよう、保証書や連絡先を手元に控えておきましょう

食洗機の後付けでよくある質問

食洗機の後付けに関するよくある質問(FAQ)を示す木製ブロックの写真。

食洗機の後付けを検討する際に、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。

古いキッチンでも後付けできる?

古いキッチンでも、条件を満たしていれば食洗機を後付け可能です。設置の可否は、キャビネットの空きスペース・給排水設備の状態・電源コンセントの有無などで決まります。

築年数が古いキッチンでは配管が老朽化しているケースもあり、配管の交換や補修が必要になることがあります。
まずは業者に現地調査を依頼して確認してもらいましょう。

食洗機の寿命は何年くらい?

食洗機の寿命は、一般的に約10年程度とされています。ただし、使用頻度や日常的なメンテナンスの状況によって個体差があります。
フィルターの定期的な清掃や専用洗剤の使用など、日々のお手入れが寿命を延ばすポイントです。

故障の頻度が増えてきたり、修理費用が高額になってきたりした場合は、交換を検討するタイミングといえます。

自分で設置することは可能?

据え置き型であれば、簡単なDIYの経験がある方には難しくないでしょう。分岐水栓の取り付けができれば自分で設置できる可能性が高いです。

一方、ビルトイン型の設置には給排水工事や電気工事が必要となるため、資格を持つ専門業者への依頼が必要です。
電気工事を無資格で行うことは法律で禁じられており、水漏れや漏電などのリスクも伴います。

DIYによるコスト削減を検討している場合でも、ビルトイン型の設置は必ず専門業者に依頼しましょう。

食洗機の電気代・水道代は?

食洗機を動かすためのランニングコスト(電気代・水道代・ガス代・専用洗剤代の合計)は、機種や使用頻度によって異なります。
省エネ性能の高い最新モデルを使用した場合の目安は以下のとおりです。

項目1回あたりの目安月あたりの目安(1日2回使用時)
ランニングコスト約20〜40円約1,200〜2,400円

一見すると高く感じるかもしれませんが、お湯を使って手洗いする場合(1回あたり約50〜65円程度)と比較すると、長期的にはトータルコストを低く抑えられる可能性が高いです。

購入前にカタログの省エネ性能欄やエコモードの有無を確認し、年間の目安コストをチェックしておきましょう。

まとめ

この記事では、食洗機の後付けにかかる費用相場・設置条件・業者の選び方・補助金の活用方法まで幅広く解説しました。
導入を検討している方は、以下のポイントを参考にしてください。

  • ビルトイン型の後付け費用は15〜35万円、据え置き型は約4〜12万円が相場で、工事内容によって追加費用が発生するケースがある
  • 設置可能かどうかは、キャビネットのスペース・給排水設備・電源コンセントの3点で判断される
  • 費用を抑えるには、相見積もり・ネット専門業者やベーシックモデルの活用・みらいエコ住宅2026事業などの補助金(必須工事とのセット)の利用が有効
  • 依頼先は家電量販店・リフォーム会社・食洗機交換の専門業者(ネット通販系など)の3種類があり、工事内容や予算に応じて使い分けることが大切
  • 食洗機の導入は、家事時間の短縮・節水・高い洗浄力など、共働き・子育て世帯の生活の質を高める効果が期待できる

食洗機の後付けは、毎日の暮らしをより豊かにするための有効な選択肢です。
配管の新設を伴う難しい後付け工事や、補助金を活用したセットリフォームを検討する場合は、トータルで提案できるリフォーム会社に依頼するのが安心です。

キッチンリフォームの実績が豊富なISMでは、食洗機の後付けから大規模なキッチン交換まで、幅広いリフォームに対応しています。
お客様のキッチンの状況やご予算に合わせた最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

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