「床暖房を後付けしたいけれど、費用はいくらかかるの?」と疑問に思っていませんか。

床暖房はふく射熱で部屋全体を暖めるため、エアコンの温風が苦手な人も快適に過ごせると人気の暖房設備です。
しかし、電気式と温水式の違いや、6畳・8畳・10畳・20畳と広さによって費用が大きく変わるため、事前に費用相場を把握しておくことが重要です。

この記事では、床暖房リフォームの費用相場を広さ別・種類別に詳しく解説します。
さらに、おすすめメーカーや後悔しないための注意点、費用を抑える方法までまとめてご紹介します。

床暖房リフォームを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

床暖房の基礎知識

床下に床暖房パネルを敷設している施工イメージ

床暖房は床下に設置した設備から熱を発生させて、足元から部屋全体を暖める暖房システムです。
エアコンと異なり温風を出さないため、ホコリやハウスダストを巻き上げず、空気の乾燥を抑えられる特徴があります。

暖房方式によって設置費用やランニングコストが大きく変わるため、住宅の広さや使用頻度に合わせた選択が重要です。
加熱の仕組みは電気式と温水式に分かれており、施工方法においては直貼りと張り替えという2つの工法が存在します。

以下、床暖房の基本的な知識について詳しく解説します。

床暖房には電気式と温水式の2種類がある

床暖房には、電気ヒーターで直接床を温める電気式と、温水を循環させて熱を伝える温水式の2種類に分類されます。
電気式は床下に電熱線やヒーターパネルを設置し、電気を通すことで発熱する仕組みです。

一方で温水式は床下にパイプを配置し、ガスや電気で作った温水を循環させることで床全体を暖めます。
温水式で使用する熱源には、都市ガス・プロパンガスを使用するエコジョーズ、電気で作動するエコキュートなどの選択肢があります。

床暖房の設置には「直貼り」と「張り替え」の2つの工法がある

床暖房を後付けする際の施工方法は、既存の床の上に設置する直貼り工法と、床を剥がして設置する張り替え工法の2種類があります。
直貼り工法は現在の床材を残したまま、その上に床暖房パネルと新しい床材を重ねる手法です。

直貼りは解体作業が不要なため工期が短く、費用も抑えられる反面、床の高さが元の床面から1.2〜1.8cm程度高くなることで段差ができるデメリットがあります。
設置の状況次第では「つまずき事故」の防止や、ドアの開閉不具合などの対策として、段差を解消する追加工事が必要になる可能性があります。

張り替え工法は、既存の床材を完全に撤去してから床暖房を設置するため、床の高さを変えずに施工できます。
床材の老朽化が進んでいる場合や、段差を作りたくない場合には張り替え工法が適しており、フローリング全体のリフォームと同時に行うと効率的です。

【戸建て・マンション】どちらにも設置できる

床暖房は戸建て・マンションの両方に設置可能ですが、それぞれ確認すべきポイントが異なります。
戸建て住宅では構造的な制約が少なく、電気式と温水式のどちらを選んでも自由度が高いです。

マンションで床暖房を導入する際には、管理規約で床の構造変更が認められているか事前確認が必須です。
特に温水式の場合は熱源機の設置場所や配管工事に制約があり、管理組合への申請と承認が必要になります。

また、マンションでは各戸に割り当てられる電力量に上限があるため、電気式床暖房を導入する際には、現在の電気契約で賄えるか確認が必要です。

【床暖房】どちらを選ぶ?電気式と温水式のメリット・デメリット

床暖房の電気式と温水式のメリット・デメリットを比較するイメージ

床暖房には電気式と温水式があり、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。
それぞれの特徴を理解して、自宅の環境や予算に合った床暖房を選びましょう。

以下、電気式と温水式の違いと、メリット・デメリットを詳しく解説します。

電気ヒーター式床暖房のメリット・デメリット

電気ヒーター式床暖房は、床下に配置した電熱線やヒーターパネルに電気を通して、直接床を温める仕組みです。
熱源機が不要なため、設置スペースを取らずマンションでも導入しやすい特徴があります。

電気ヒーター式床暖房の特徴

項目内容
加熱方式電熱線・ヒーターパネルに通電して発熱
初期費用6畳:約30〜55万円(熱源機不要のため安価)
ランニングコスト割高になる傾向
メンテナンス基本的に不要
適した設置場所キッチンや脱衣所など(狭い空間)

メリット・デメリット比較

メリットデメリット
初期費用が安い(温水式比較)ランニングコストが高い
施工が簡単(工期が短い)温まるまでの時間が長い
メンテナンスのコストがかからない電気容量が不足すると容量変更が必要

電気ヒーター式床暖房は、6〜8畳程度の小さな部屋や、使用頻度が低い部屋に設置するのがおすすめです。

温水式床暖房のメリット・デメリット

温水式床暖房は床下に設置したパイプに温水を循環させて、その熱で部屋全体を暖める方式です。
屋外に設置した熱源機で水を加熱して温水を作る仕組みで、熱源機にはガスに対応したエコジョーズや、電気を利用したエコキュートなどがあります。

温水式床暖房の特徴

項目内容
加熱方式熱源機で作った温水をパイプで循環させて発熱
初期費用6畳:約35〜65万円+(熱源機) 約20〜100万円
ランニングコスト電気ヒーター式と比較して割安
メンテナンス数年単位で不凍液の入れ替えが必要
適した設置場所リビング・ダイニングなど(広い空間)

メリット・デメリット比較

メリットデメリット
ランニングコストが電気式より低い初期費用が熱源機込みで高額になる
複数部屋を1台の熱源機でまかなえる熱源機の定期点検・交換費用がかかる
柔らかな温もりで低温やけどのリスクが少ない熱源機の設置スペースが必要

床面温度が25℃から30℃程度に均一に保たれるため、小さな子どもや高齢者が長時間過ごすリビングやダイニングに特に適しています。
使用頻度が高い家庭や12畳以上の広いLDKでは、長期的なランニングコストの低さが電気式との大きな差別化になります。

床暖房の後付けリフォームにかかる費用相場

床暖房の後付けリフォームにかかる費用は、部屋の広さや床暖房の種類、施工方法によって大きく異なります。
一般的な費用相場は1畳あたり5〜11万円が目安です。

材料費・施工費込みの費用総額の目安を、下表にまとめましたので参考にしてください。

部屋の広さ別費用相場

部屋の広さ電気ヒーター式温水式(電気・ガス)
6畳約30~55万円約35~65万円
8畳約35~75万円約40~95万円
10畳約40~80万円約50~100万円
20畳約70~110万円約75~160万円

※上の表はおおよその費用相場です。施工方法や設置する面積など事案ごとに条件が異なるため、実際の価格は大きく変動する可能性があります。

床暖房の費用相場【6畳】

6畳の部屋に床暖房を設置する場合、電気ヒーター式で約30〜55万円、温水式では約35〜65万円が相場です。
電気ヒーター式は、ランニングコストの面で広い部屋には不向きのため、寝室や書斎といった個室への導入に適しています。

床暖房の費用相場【8畳】

8畳の部屋に床暖房を設置する費用は、電気式で約35〜75万円、温水式で約40〜95万円が一般的な相場です。
施工方法による費用差も重要な検討要素となり、直貼りなら工期が1〜2日程度で済むため施工費を抑えられます。

​床暖房の費用相場【10畳】

10畳の部屋に床暖房を導入する費用は、電気式で約40〜80万円、温水式で約50〜100万円が相場となります。
リビングダイニングに多い広さのため、広い範囲を快適に保てる温水式が適しています。

床暖房の費用相場【20畳】

20畳のLDKに床暖房を設置する場合、電気式で約70〜110万円、温水式で約75〜160万円が費用相場です。
家族が長時間集まる空間のため、快適性とコストのバランスを慎重に検討する必要があります。

床暖房の後付けにかかる費用の内訳

床暖房リフォームの費用は、床暖房本体価格・施工費用・熱源機費用・既存床材の撤去費用といった複数の項目で構成されます。
電気式では床暖房パネルと施工費が主な費用となり、温水式では熱源機の設置費用が大きな割合を占めます。

主な費用項目と目安金額は以下の通りです。

費用項目電気ヒーター式温水式(電気・ガス)
床暖房パネル(材料費)約15〜25万円(6畳)約15〜25万円(6畳)
施工費約15〜30万円約15〜30万円
熱源機設置費用不要約25〜100万円
既存床材の撤去処分費約2,000円/㎡(張り替えの場合)約2,000円/㎡(張り替えの場合)
床材費約5,000〜15,000円/㎡約5,000〜15,000円/㎡

温水式の熱源機は種類や機種によって価格の幅が大きく、ガス給湯器タイプで約25〜50万円程度、高効率のエコジョーズで約30〜50万円程度、ヒートポンプ/エコキュートでは約40〜100万円程度が目安です。

床暖房を後付けする費用が変動する要素

床暖房リフォームの費用は、下記のように住宅の構造や既存床材の状態など、様々な要素によって大きく変動します。

費用に影響を与える主な要素
  • 床下地の状態:補強や補修が必要な場合の追加工事
  • 既存床材の種類:畳からフローリングへ変更する場合の追加工事
  • 設置する面積:必要な部分に限定して設置面積を減らせばコストを削減可能
  • 電気・ガス配管の条件:電気容量不足やガス配管の延長が必要なケース
  • マンションの管理規約:共用部分の工事の有無や、床材の規定(防音対策など)

これらの要素は事前の現地調査で把握できるため、リフォーム業者に依頼する際には必ず現地確認を行ってもらうことが重要です。

床暖房のランニングコスト(月々の電気代・ガス代)

電気式は「床温設定が低い(約25℃)」と月額が抑えやすい一方、床温を上げる(約30℃)と月額が大きく上がりやすいです。
温水式は方式(ガス・ヒートポンプなど)で差があり、ヒートポンプ式は比較的安定して低く、ガス式は試算条件や単価前提で金額が変わります。

参考として、電気ヒーター式・温水式(ガス)を一定条件で使用した際の、電気代またはガス代の月額料金の目安を下表にまとめました。

方式(前提:1日8時間・8畳相当)月額の目安
電気式(床温約25℃)約2,800円
電気式(床温約30℃)約6,200円
温水式・ヒートポンプ式(床温約30℃)約3,400円

※ 算出条件:10畳間の58.9%に床暖房を敷設・1日8時間運転・室温約20℃

引用元:大阪ガス株式会社|床暖房の電気代はエアコンと比べて高い?つけっぱなし時の光熱費や節約術を解説

8畳の部屋で1日8時間運転(コストの目安約170円)月額の目安
温水式・ガス式約5,100円(約170円/日×30日)

※ 算出条件:木造8畳1室・敷設率約70%・外気温7℃・室温13℃・設定温度20℃

引用元:東京ガス株式会社|床暖房を使用した時のランニングコストを知りたい。

※ 実際の光熱費は住宅の断熱性能や地域のガス・電気単価、使用状況によって変動するため、表内の数値はあくまで目安として参考にしてください。

選び方の目安として、電気式は低温設定・狭めの部屋で「月額を抑えつつ導入コストも抑えたい」場合におすすめです。
一方、床温を高めに設定して使う場合は、電気式の月額が上がりやすいため、温水式(特にヒートポンプ式)と比較したほうが判断しやすいでしょう。

床暖房のおすすめメーカーと人気商品

床暖房のあるリビングでくつろぐ家族のイメージ

床暖房の主要メーカーは独自技術を持ち、それぞれ異なる強みを持った製品を提供しています。床暖房のタイプごとに人気の高いメーカーと製品をご紹介します。

パナソニック「電気床暖房フリーほっと/Youほっと」

パナソニックの電気床暖房は、施工性が高く、リフォームに最適な製品です。

「フリーほっと」は、発熱を自分で抑制するPTCヒーターを採用しており、床全体が温度センサーとして機能します。
温度が上がった部分のみ発熱を抑制するため、きめ細かい温度管理が可能です。

「Youほっと」は、仕上げ材一体型で施工がしやすい電気式床暖房です。
「フリーほっと」と同じく発熱を自分で抑制するPTCヒーター採用で、床面温度を自動調整するため、電気代の節約にもつながります。

パナソニック公式「電気床暖房 フリーホット」

「電気床暖房 Youほっと」

ダイキン「ホッとエコフロア」(電気温水式)

ダイキンのホッとエコフロアは、ヒートポンプ式の温水床暖房システムです。
空気の熱を利用して作った温水で床を温める仕組みで、電気ヒーター式に比べてランニングコストを抑えられます。

オール電化住宅との相性が良く、深夜電力を活用すれば光熱費をさらに削減可能です。

ダイキン公式 「ホッとエコフロア」

東京ガス「はやわざ」(ガス温水式)

東京ガスの「はやわざ」は、後付けリフォームに特化したガス温水式床暖房です。

最大の特徴は、施工期間が短く、1日〜2日程度で工事が完了する点です。
既存の床を剥がさない直貼り工法を採用しているため、工事中も普段通りの生活ができます。

東京ガス公式 簡単後付けタイプ「はやわざ」

リンナイ「床ほっとE」(ガス温水式)

リンナイの「床ほっとE」は、高効率なガス温水式床暖房です。
この製品は、エコジョーズ対応の高効率熱源機を使用しており、従来のガス給湯器に比べて光熱費削減に優れます。
断熱性の高い配管の採用により、省エネ性能と快適性を両立しています。

リンナイ公式 ガス温水式床暖房 「床ほっとE」

床暖房リフォームで後悔しないための7つの注意点

注意点のテキストをあしらった木製ブロックのアイコン

床暖房リフォームでは、設置後に想定外の問題が発生して後悔するケースが少なくありません。
費用だけに注目して決めると、実際の使用時に不便さや追加費用が発生する可能性があります。

以下の7つの注意点を事前にチェックし、納得のいくリフォームを進めてください。

① 家の断熱性能が低いと十分な効果が得られない

床暖房の効果を最大限に発揮するためには、家全体の断熱性能が重要です。

断熱性能が低い家では、せっかく床暖房で暖めた熱が窓や壁から逃げてしまい、十分に暖まらない可能性があります
特に、古い住宅や単板ガラスの窓を使用している家では熱損失が大きく、床暖房の効果が半減してしまいます。

床暖房リフォームを行う際は、窓の断熱性能を向上させることも併せて検討しましょう。
内窓の設置や複層ガラスへの交換、断熱材の追加などを行うことで、床暖房の効果が大きく向上します

また、断熱リフォームには国や自治体の補助金が利用できる場合があるため、床暖房と同時に実施することで費用を抑えられます。

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床下の断熱改修や内窓の設置は、床暖房との相乗効果が期待できます。

② マンションは管理規約の確認が必須

マンションで床暖房リフォームを行う場合は、必ず管理規約を確認しましょう。

多くのマンションでは、共用部分の配管工事や電気容量の増設に制限があります
特に温水式床暖房は、給湯器の設置や配管工事が必要になるため管理組合の許可が必要です。

また、床を張り替える工事は騒音や振動が発生するため、近隣住民への事前通知も必要です。
工事の日程や時間帯について、管理組合や近隣住民と十分に調整しましょう。

③ 直貼りは段差でつまずくリスクがある

直貼り工法は費用が安く工期も短いですが、床が1.2〜1.8cm程度高くなるため段差が発生します。
この段差によって、ドアの開閉がしにくくなったり、つまずいて転倒するリスクが高まります。

特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、段差が原因で事故につながる可能性があるため注意が必要です。
段差が気になる場合は、ドアの干渉対策や見切り材の追加工事、または張り替え工法を選ぶことも検討しましょう。

④ 床材が床暖房対応か確認する

床暖房を設置する際は、床材が床暖房対応かどうか確認しましょう。
床暖房対応でない床材を使用すると、熱によって床材が反ったり、ひび割れたり、変色したりする可能性があります。

特に無垢材のフローリングや一部のクッションフロアは、床暖房に対応していない場合があります。
床材を選ぶ際は、必ず「床暖房対応」の表示があるものを選び、メーカーの推奨温度を守ることが重要です。

⑤ 大型家具の配置を考える

床暖房を設置する際は、大型家具の配置を事前に計画しておきましょう。

床暖房の上に大型家具を長時間置くと、熱がこもって家具が変形したり、床面が過熱したりする可能性があります。
また、家具の下は暖房効果が得られないため、無駄なスペースになってしまいます。

床暖房を設置しない方が良い場所
  • ソファやベッドなど大型家具を置く場所
  • 冷蔵庫や食器棚など固定家具の下
  • ピアノなど熱に弱い家具の下

一般的に、床暖房は部屋全体の60〜70%程度の面積に設置するのが効率的です。
家具の配置図を作成し、どの部分に床暖房を設置するか業者と相談しながら決めましょう。

⑥ 電気容量を確認する

電気式床暖房を設置する場合は、家全体の電気容量を確認しましょう。
床暖房は消費電力が大きいため、電気容量が不足している場合はブレーカーが落ちる可能性があります。

特に、エアコンや電子レンジなど他の家電製品と同時に使用すると、電気容量をオーバーしてしまうことがあります。
電気容量が不足している場合は、契約アンペア数を上げるか、分電盤増設の検討が必要です。

電気容量の変更には電力会社への申請が必要で、工事費用も別途かかります。
床暖房リフォームを検討する際は、電気工事業者に事前に電気容量を確認してもらい、必要に応じて対策を講じましょう。

⑦ メンテナンス費用も計算に入れる

電気式床暖房の場合は、基本的にメンテナンスフリーですが、温水式床暖房は定期的なメンテナンスが必要です。
配管内の水の凍結を防ぐための不凍液は定期的に交換が必要です。

長期的なコストを考慮して、初期費用だけでなくメンテナンス費用や交換費用も含めた総額で床暖房の種類を選ぶことが重要です。

床暖房の費用を安く抑える5つの方法

床暖房リフォームは高額になりがちですが、工夫次第で費用を大幅に抑えることができます。
初期費用を抑えるためには、設置範囲を限定する、他のリフォームと同時に行う、補助金を活用するなどの方法が有効です。

以下、床暖房の費用を安く抑える5つの具体的な方法をご紹介します。

① 設置範囲を限定する

床暖房は部屋全体に設置する必要はなく、実際に人が過ごす場所や、特に暖かさが欲しい場所に限定して設置することで、費用を大幅に削減できます。
例えば、リビングの場合はソファ周りやダイニングテーブル周辺だけに設置する、寝室の場合はベッドサイドだけに設置するなどの工夫が有効です。

一般的に、部屋全体の60〜70%程度の面積に床暖房を設置すれば、十分な暖房効果が得られます。
また、大型家具の下に敷設しても暖房効果が得られないため、最初から設置しなければ、その分コスト削減が可能です。

設置範囲を限定することで、初期費用だけでなくランニングコストも抑えられるため、費用対効果が高くなります。

② 床の張り替えリフォームと同時に行う

床暖房の設置には床材の撤去や下地工事が必要なため、既に床の張り替えを検討している場合は、同時に床暖房を導入すれば工事費用を節約可能です。
別々に工事を行うと、養生費用や職人の手配費用が二重にかかりますが、同時に行えばこれらの費用を1回分に抑えられます。

また、床が古くなって傷や汚れが目立ってきたタイミングで床暖房リフォームを検討すると、快適性と美観の両方を向上させられます。

【YouTube】ISMリフォーム研究室

床の張替えや補修について気になる方はこちらの動画をどうぞ。

③ 複数のリフォーム会社で見積もりを比較する

床暖房リフォームの費用を抑えるためには、複数のリフォーム会社で相見積もりを取り、比較することが重要です。
1社だけの見積もりでは、相場の判断がむずかしいため、最低でも2社以上から見積もりを取ることをおすすめします。

見積もりを比較する際は、単に総額だけでなく内訳の詳細も確認しましょう。
材料費、工事費、諸経費などがどのように計上されているか、不明瞭な項目がないかのチェックが重要です。

④ 補助金を活用する

床暖房の効率向上のために、床下の断熱リフォームの実施や、温水式床暖房の熱源機に高効率給湯器を選ぶと、補助金を活用できる可能性があります
「住宅省エネ2026キャンペーン」は、国交省・環境省・経産省が連携して行う複数の事業です。

残念ながら、床暖房の設置だけで利用できる補助金制度はありませんが、住宅の省エネ性能を向上させるリフォームを同時に行うことで制度を利用できます。

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床暖房に活用できる補助金の詳細情報は下の記事でお伝えしていますので、ぜひ参考になさってください。

⑤ 電気式を選んで初期費用を抑える

電気式床暖房は、温水式に比べて初期費用が約30〜50%安く、熱源機の設置も不要なため工事費も削減できます。
6〜8畳程度の小さな部屋であれば、電気式でも十分な暖房効果が得られ、ランニングコストもそれほど高額にはなりません。

ただし、10畳以上の広い部屋や毎日長時間使用する場合は、ランニングコストを考慮すると温水式の方がトータルコストで有利になることもあります。
初期費用とランニングコストのバランスを見ながら、自分の使用状況に合った床暖房の種類を選びましょう。

【Q&A】床暖房リフォームのよくある質問

Q&Aのテキストをあしらった木製ブロックのアイコン

床暖房リフォームを検討する際、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。

Q1. 床暖房の工事期間はどれくらい?

A. 床暖房の工事期間は、施工方法や部屋の広さによって異なりますが、一般的には直貼りで1〜2日程度、張り替えで3〜4日程度が目安です。
温水式で熱源機の設置が必要な場合は、さらに1〜2日追加される可能性があります。

Q2. 床暖房のメンテナンス頻度と費用は?

A. 電気式床暖房は基本的にメンテナンスフリーですが、温水式床暖房は定期的なメンテナンスが必要です。
温水式の場合、定期的な不凍液の交換が必要で、費用はメーカーや機種によって差が大きく、3〜5万円程度から10万円前後まで幅広い価格差があります。

Q3. 床暖房は何年使える?寿命は?

A. 床暖房の寿命は製品や使用環境によって異なるため、一概に言えませんが、電気式床暖房の場合、床下のヒーター部分は基本的に30年以上もつと言われています。温水式床暖房の場合、床下の配管部分は約30年程度と言われていますが、熱源機は10〜15年程度が目安になるでしょう。

Q4. 床暖房を後付けできないケースは?

A. 床暖房を後付けする際、住宅の状況によっては施工が難しいケースがあります。
後付けができない、または制約が生じる主なケースは以下の通りです。

  • マンションの管理規約が床の張り替えを禁止している場合
  • 温水式の配管工事がマンションの規約で認められていない場合
  • 電気容量が不足していて増設も困難な場合
  • 賃貸住宅の場合

Q5. 6畳だけ入れるのはアリ?

A. 6畳の部屋や6畳分の範囲だけに床暖房を導入することは、コスト面でも実用面でも十分に有効な選択肢です。
特に寝室や子ども部屋、書斎など使用頻度が高い個室に限定することで、リビング全体に設置するより初期費用を大幅に抑えられます。

まとめ

床暖房の設置費用は6畳で30〜65万円、8畳で35〜95万円、10畳で40〜100万円が相場で、電気式と温水式のどちらを選ぶかによって初期費用とランニングコストのバランスが大きく変わります。

費用を抑えるためには、設置範囲の限定や床張り替えとの同時施工、複数業者からの相見積もり取得が効果的です。
床暖房リフォームは業者の選び方で仕上がりや費用が大きく変わるため、信頼できる業者に依頼することが最も重要です。

株式会社ISMは、お客様の情報格差をなくし、不安をゼロにすることをコンセプトに掲げる総合リフォーム会社です。
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