「部屋をもうひとつ増やしたい」

そんな願いを叶える方法には、「壁をつくるリフォーム」があります。

「完全に個室化できる壁リフォーム」か「柔軟にスペースを仕切れる可動式間仕切り」を取り入れるかで、暮らしに合わせて動線や快適さを整えることが可能です。

本記事では費用相場と工期、防音・断熱・防火に関する性能の違いを整理し、施工手順やマンション管理規約の制限、さらにはDIYの注意点まで幅広く解説いたします。

暮らしに合わせた計画づくりで、実用的な指針として参考にしていただければ幸いです。

目次

壁をつくるリフォームのメリット|個室化と防音・断熱・防火

暮らしの快適さを変える大きな一歩が、新しく壁をつくるリフォームです。

壁には、部屋の仕切りとしての役割だけではなく、居心地を左右する防音や断熱の性能も求められます。

施工の流れとあわせて素材の特徴を理解しておくことで、仕上がりへの安心感も高まります。

住まいの心地よさを守るリフォームだからこそ、検討の前に正しい知識を持っておくことが大切です。本記事では、具体的に事例を踏まえてメリットを解説します。

壁リフォームで子供部屋を2つに

子供部屋を壁で2つに分けると子供が個室を持てることで安心して過ごせます。なぜなら、ストレスとなる生活音を軽減するからです。周囲を気にせず、学習や睡眠に集中できるようになります。

また、個室があることで部屋を整えたり身支度を自分で行ったりするため、持つことが、自立心を育むきっかけにもなります。

幼少期には兄弟で1部屋を一緒に使い、成長に合わせて個室に切り替えられる可動式間仕切りを選ぶ方法も定番です。一方で、新しく壁を設けて落ち着いた空間を確保できるのも、壁リフォームならではの人気の理由です。

壁づくりで備わる防音・断熱・防火(耐火・準不燃/不燃)性能

こうして完成した壁には、防音・断熱・防火という3つの基本性能が備わっています。

まず防音では、石膏ボードや断熱材で生活音を吸収し、雑多な音のひろがりを抑えます。家事やテレビの音が隣室に響きにくく、安心して眠れる静穏性の確保が可能です。集中力を高める必要のある、楽器演奏やオンライン会議の時も、空間づくりに効果的です。

そして、断熱は冷気や熱気を閉じ込める緩衝層として働き、季節の変わり目でもリビングや寝室の温度差が最小限となる安定感があります。

また、防火面で石膏ボードは火にも強い特徴があります。内部の水分が熱を吸収し、石膏の層が熱を伝えにくくしているからです。厚いほど裏側まで燃え広がるのを防ぎ、家族を守るために、避難や消火の時間を稼げる心強い備えとなります。

施工事例でわかる壁リフォーム|子供部屋の二部屋化と防音効果

ここからは、壁リフォームの施工事例を手がかりに、子供部屋の二部屋化と生活音をやわらげる防音の要点を見ていきます。

プライバシーや生活動線、集中できる環境がどう整うかを、暮らしやすさを想像しながらお読みください。

子供の成長に合うリフォーム|壁+引き戸で22万円の施工プラン

子供の成長を考えると個室が必要になります。コストを抑えた人気の施工では、8畳の部屋をベースにおこないます。その中央に床から天井までの間仕切り壁をつくり、その一部に引き戸を設置すると完成です。

引き戸を組み合わせることで部屋同士をつなぐ道路が確保でき、扉の開閉により、二部屋にも一部屋にもできるのが暮らしのメリットです。

費用の目安を見ますと、壁の施工:13万~15万円、標準的な引き戸:2万~5万円、取り付け施工費:2万~3万円で。合計20万~25万円が相場となります。もともと照明やコンセントが二部屋分の配置の場合、電気工事がカットできて、22万円前後で収まるケースもあります。

その時々の暮らしに合わせられる間取りは、子供の成長過程では勉強や遊びの場となり、子育てが一段落した後は、リビングやゆったり休める寝室として活用できます。家族の成長を長く支えてくれるリフォームプランとして注目されています。

石膏ボード二重+吸音材の防音リフォーム|28万円枠で叶う静穏性

小さな音でも気になる暮らしを変えてくれるのが、石膏ボード二重+吸音材の防音リフォームです。

石膏ボードを二重にし、吸音材を入れた壁は、音をしっかりと抑えます。仕上げはクロスで整えるため、室内の雰囲気は変えずに整います。

「石膏ボード二重+吸音材+クロス仕上げ」の一般的な目安は20万円台とされています。シンプルな施工に加えて、養生や廃材処分、コンセント復旧、換気口の防音化まで含めると、概ね28万円前後で計算しておくのも一つの目安です。

余計な音を気にせず休め、必要な時に集中できる環境が実現します。さらに空調の効きが良くなるのも嬉しいポイントです。

壁リフォームは「部屋を仕切る」だけではなく、プライバシー確保や防音・断熱・防火に優れ、多目的に使えるのが嬉しいポイントです。

壁を新設するリフォームで知っておきたい成功のコツ

作業員 ガッツポーズ

壁リフォームは、設置場所や建物(マンション)のルールを意識しないまま進めますと、「想定より暗い」「風が届かない」「管理規約を破ってしまう」といった問題に当たりかねません。

壁リフォームは確かに、暮らしに新しい便利さをもたらしてくれます。しかし一方で、設置場所や建物のルールを意識しないまま進めると、「思ったより暗い」「風が通らない」「管理規約に引っかかる」といった問題が発生します。

あわせて押さえておきたいのが、自治体の補助金制度です。住宅の断熱性能を高める改修工事が対象となります。令和7年度さいたま市省エネ・断熱住宅普及促進補助金は、9月ですでに受付終了です。令和8年度も、同様の制度が設けられる見込みがあります。補助金は予算がなくなり次第終了のため、早めの申請手続きがおすすめです。

特に外壁を伴う断熱改修では、BLES評価書などで「断熱等級5以上」を取得すれば上限20万円の補助を受けられます。室内で壁を新設するリフォーム自体は直接の対象外です。しかし「新しい間仕切り壁に断熱材を入れる工事」を外壁断熱とあわせて行い、建物全体で省エネ性能が基準レベルに適合すれば、補助対象になるケースもあります。

「断熱等級5」とは、国の省エネ基準を満たす断熱性能の水準です。冬は暖かさを保ち、夏は熱を遮ることで冷暖房効率が高まり、光熱費削減と快適な住環境であることを示す指標です。

こうした建物のルールや補助金など、壁リフォームのポイントを理解しておくと、業者との打ち合わせも仕上がりも安心です。

壁リフォームで失われやすい採光と通風を確保

壁で区切ると空間は暗く閉ざされやすく、窓からの採光や通風も悪くなります。そのため、設置位置には注意が必要です。

場合によっては、照明の追加工事が必要になる場合もあります。その分、工事費や電気代の負担が大きくなる可能性もあります。

また壁で区切ると空気の循環が悪くなり、換気不足で湿気がこもり、結露やカビが発生しやすくなるでしょう。

そこで、「窓から差し込む光の範囲」や「風の通り道」を自分の感覚で確認し、業者と相談・検討しましょう。

例えば、窓際を家族が集まるリビングとして共有して、奥側を壁で区切ると光が届く範囲を保てます。低めの仕切り壁や透光性のあるパネルで区切ると、リビングとワークスペースを分けたい時にも、自然な明るさを保って集中しやすい空間づくりが可能です。

低めの仕切り壁や透光性のあるパネルで区切ると、リビングとワークスペースを分けたいときにも、自然な明るさを保って集中しやすい空間づくりが可能です。壁にガラススリットや内窓を設ければ、新鮮な空気が入り、湿度や温度も安定して居心地がよくなります。

こうした施工が、採光や風を損なわず、暮らしやすさを守ります。

マンションの壁リフォームで確認すべき管理規約の制限

マンションの壁リフォームでも、まず共用部分と専有部分の区別を理解しておくことが大切です。共用部分は住人全員のものなので制限が設けられ、専有部分は比較的自由に工事ができます。

室内にある共用部分にあたる壁で、リビングの一角の耐力壁は、建物全体の耐震性を守る重要な構造部です。住戸同士を隔てる界壁は、防音や防火の機能を担っています。これらの構造部に手を加えることは、建物全体に関わるので正式な手続きと慎重な対応が必要です。

また、新しく壁を立てる位置によって、内部を通る電気ケーブルや水道管と交差することも想定されます。移動が必要になった場合、共用部分を調整しなければなりません。

一方、制限が少ない専有部分として代表的なのが、間仕切り壁(非構造壁)です。撤去や移動、高さの変更にも対応できます。他に専有部分では、壁紙の張り替えや塗装といった内装仕上げも可能です。コンセントやスイッチのある壁も調整できますが、内部を通る電気ケーブルや水道管と交差する場合は制限があります。

集合住宅では、管理組合への事前申請や施工時間のルールは必ず守らなければなりません。だからこそ、管理規約を確認した上で専門業者へ相談しましょう。

なお、マンション標準管理規約(単棟型)の第17条では、専有部分のリフォームを行う場合、理事長への事前申請と設計図や仕様書、工程表の書面承認が必要とされます。

さらに第18条(使用細則)では、工事時間や養生、騒音対策、資材の搬入出などを各マンションの細則で定めるとされています。これらは管理組合や理事長に確認できるほか、総会資料や掲示板で公開されることもあるため、事前にチェックしておくと安心です。

快適空間をつくる!新しい壁づくりの骨組みから仕上げまで

新しい壁づくりの流れとして、まずは木材や軽量鉄骨で壁の枠組みをつくります。これが土台となって壁全体を支えます。続いて、その骨組みの上に石膏パネル(石膏ボード)をビスで留めて張ると、均一な下地の完成です。

さらに、壁の骨組み(柱と柱の間の空間)にはグラスウールやロックウールといった断熱材・防音材を敷き詰めます。これにより、温度差や騒音によるストレスを減らします。

どんな壁に仕上げるかも、暮らしの雰囲気づくりに欠かせません。壁紙は手軽に色や柄を変えられ、コストも低めです。塗り壁はしっとりとした風合いに加え、湿度を調整して結露やカビを防ぎます。

あらかじめ壁づくりの仕組みを知っておけば、リフォームの打ち合わせの際に役立ち、現実的で満足度の高い計画を立てられます。

壁リフォーム成功のコツは「採光・通風」と「管理規約」の確認です。

可動式間仕切りを選ぶ前に知っておきたいこととは

可動式の間仕切りは、部屋をまるごと増やすほどではないけれど、少し区切りがほしいときにおすすめです。

ライフスタイルに応じて空間を区切ることが利点ですが、選び方を間違えると、不便に感じる可能性もあります。

そこで、後悔しない可動式間仕切りの選び方を解説します。

在宅書斎づくりに活きるのは、壁?それとも可動式間仕切り?

新しく壁を作って書斎にすると、柱と石膏ボード等で耐久・防音・断熱性能を備えた個室が作れます。長期的に安心感のあるプライベートスペースをつくれるのがメリットです。

一方、可動式間仕切りは設置や移動が簡易的で、スライドドアやアコーディオンカーテン等を使って手軽に仕切れます。ただし、音の遮りや室温の調整、耐火性などの面では、固定壁ほどの効果が期待できません。レイアウトを柔軟にして、生活動線をコントロールしやすいのが利点です。

これらを上手に活かす方法には、リビングや寝室の一角に書斎スペースをつくる簡易的なリフォームが考えられます。在宅ワークに集中できる場所を確保しやすくなり、まわりを気にせずに仕事に専念でき、オンとオフのバランスがとりやすくなります。

ひとつの部屋を、時間帯や気分次第で使い分けられる柔軟性は、在宅ワーカーにとって心強いです。仕事と暮らしを無理なく両立できる、ストレスの少ない環境が整えられるのです。

リフォームでつくる壁の個室と可動式間仕切りの選びどころ

区切られた空間をもう一つ、と考えたときに選ばれる選択肢が、「新しく壁をつくる」「可動式間仕切り」の二つです。

部屋を仕切る点では同じですが、仕組みや機能が異なります。新しい壁づくりは、柱と石膏ボード等で耐久度・防音・断熱を備え、守られた個室づくりが可能です。長期的に安心感のあるプライベートスペースをつくれるのがメリットです。

一方、可動式間仕切りは設置や移動が簡易的で、スライドドアやアコーディオンカーテン等を使って手軽に仕切れます。ただし、音の遮りや室温の調整、耐火性などの面では、固定壁ほどの効果が期待できません。レイアウトを柔軟にして、生活動線をコントロールしやすいのが利点です。

可動式間仕切りと壁リフォームの違いで考える部屋の仕切り方

ちょっと仕切りたい時に便利な可動式間仕切りですが、手軽なものから本格的な工事が必要なタイプまでさまざまです。だからこそ、用途に応じて選ぶ事が大切です。それでは、暮らしに合わせた4つのタイプを紹介いたします。

収納型は、壁の内部に収められる仕組みが特徴です。普段は空間を区切り、来客時にはサッとしまって必要な時にだけリビングを広く使えます。壁をつくり空間を区切るだけでは得られない、生活に合わせて柔軟に出したりしまったりできる使い勝手が支持されています。

パネル型は、複数のパネルを連結してサッと生活空間が区切れるのが特徴です。選ぶ柄を好みにして、模様替え感覚で配置できるのは、日常に小粋な表情をプラスしてくれます。

アコーディオンカーテンは、スリムに折りたたんで端に寄せられるのが特徴です。ですので、大きな壁を必要としない狭い場所に活かせます。閉じれば落ち着けるスペースに、開けば動線が一気に広げられて、生活シーンに合わせてそっと活用できます。

スライドドアは、天井や床のレールに沿って開閉する間仕切りでぐらつかない安定感があります。他の可動式よりも隙間が少なく、一定の遮音性や断熱性の確保が可能です。その分、レールの設置・建具調整が必要になり、費用も高めです。

横にスライドさせるだけの動作で開閉できるので、毎日の出入りが多い場合の動線確保に適しています。

部屋を仕切る方法は「壁リフォーム」と「可動式間仕切り」があります。
壁リフォームは防音・断熱・防火に優れた個室づくりに最適で、可動式間仕切りは種類豊富でレイアウト変更に便利です。

新しい空間をつくる壁リフォームと可動式間仕切りの費用と工期

壁を新設するリフォームと可動式の間仕切りは、選ぶ方法によって、費用や工期が変わってきます。

ここでは、それぞれの費用と工期の目安を整理しました。

壁だけ設置と周辺設備工事ありで変わる費用相場と工期の目安

工事内容費用工期備考
壁のみ約10万~15万円3日~6日短期間で間仕切り可能
壁+扉設置約20万~30万円(壁費用+扉10万~15万円)約1週間扉で独立性アップ
壁+電気工事追加約20万~23万円(壁費用+電気5万円~8万円)約1週間照明・コンセント移設対応など
壁+配管工事追加約15万~20万円(壁費用+配管約5万円~)約1週間水回り近くでの区切りに有効
壁+扉+電気+配管約30万~43万円前後1週間以上本格的に2部屋で分けて活用可能

壁をつくるリフォームには、壁だけを設置する方法と、扉や電気・配管工事などを組合わせる方法があります。

壁だけの設置なら費用は10万~15万円前後、工期も3~6日ほどで済む場合が一般的です。

一方、扉の取り付けや電気・配管工事を加えると、費用は30万~40万円前後、工期は約1週間に延びます。内訳は扉が10万~15万円、電気工事が5万~8万円、配管工事が5万~15万円ほどが目安で、水回りの位置や経路によって費用が増減するケースもあります。

二つの部屋として活用するなら、扉の取り付けや配管工事もセットでリフォームを行うと、現実的に使い勝手が向上します。例えば、家族だけのプライベート空間と多目的スペースを区分けし、来客時にはゲストルームとして切り替えることも可能です。

壁だけなら費用も工期も抑えられますが、オプション施工を加えればコストは増えるものの、その分快適さも高まります。

可動式間仕切りの費用と工期には幅広い選択肢がある

工事内容費用工期備考
パネル型3万~6万円半日~2日低コスト・簡易的な仕上がりに最適
アコーディオンカーテン5万~20万円約2日(短縮可)手軽でデザイン性あり
スライドドア(引き戸)15~30万円(最大40万円前後)2~5日開閉がスムーズで使いやすい
収納型(間仕切り収納)20万~50万円前後短時間~数日収納と仕切りを同時に実現

可動式間仕切りは、タイプごとに費用や工期に差があります。

パネル型は3万円~6万円と低コストで、半日から2日ほどで設置可能です。アコーディオンカーテンは5万~20万円程度、工期は2日ほどで、下地やレールの状態が良ければ、手早く終わるケースもあります。

スライドドア(引き戸)は15万~30万円、仕様によっては40万円近くになることもあり、工期は2~5日が目安です。

収納型は20万~50万円前後で、設置だけなら短時間、固定工事を伴えば数日を見込む必要があります。

それぞれ特徴が異なるため、低予算や短工期を優先するならパネル型やアコーディオン、毎日の使いやすさで選ぶならスライドドア、収納と仕切りを同時に活かすなら収納型がおすすめです。

壁リフォームは追加工事で費用や日数が増えるため見積確認が必須です。
可動式間仕切りは手軽ですが、遮音性や環境で差があり、どちらも暮らし方や規約に合わせた選択が重要となります。

DIYより専門業者に任せる壁リフォームの安心感

壁リフォームは、DIYなら費用を抑えて自分好みにできると思うかもしれません。

しかし、壁は住まい全体の耐震性や居心地に直結する構造部だということです。

ひょっとしたら、思わぬリスクを抱える可能性もあります。安全を確保したリフォームを叶えるには、DIYでは危険だと察知したら、すぐに専門業者に相談することが必要です。

壁リフォームをDIYする前に知っておきたい見落としがちなリスク

新しい壁をDIYで施工した場合は、まず注意すべきは耐震性です。建物全体にどんな負荷がかかっているかを把握しないと、地震の揺れ等の衝撃が分散しきれずに、壁の部分的な転倒や柱や梁の破損が起きる恐れがあります。

また、防火や遮音といった機能も、施工の丁寧さによって差が出ます。石膏ボードや断熱材の施工にわずかな隙間やムラがあると、延焼防止や防音の効果が十分に発揮できません。暮らしを守るはずの壁が、かえって危険に直結します。

DIYの楽しさは仕上がりを自分好みに工夫できる点ですが、暮らしを守る面では十分とは言えません。壁の施工は、安心感を得るには専門業者に依頼するのが確実です。

壁リフォームを専門業者に依頼する安心ポイント

専門業者は、建築基準法に基づいた施工を行います。安全面で頼れる理由は、耐震や防火において暮らしの不安を解消できる点です。

頼れる理由として、石膏ボ-ドを規定通りの厚みやビスの位置、継ぎ目の処理まで丁寧に施工できる技術があります。その結果、防火性能が安定し、万一の災害時にも避難や消火の時間が確保できます。

室温を一定に保つ断熱材施工の場合も、専門業者は現場に合った必要なサイズにカットし、壁の骨組みを隙間なく密着させることが可能です。その技術は、断熱層を途切れさせません。そのため、冬の朝でも冷え込みがやわらぎ、夏の夜もエアコンを切った後に涼しさが長持ちします。

さらに、クロスや塗り壁のきれいな仕上がりは、プロが平滑に整えた下地づくりにより生まれます。表面に凹凸や継ぎ目が目立たず、スッキリとした見た目にできるのが技術者の力です。時間が経ってもひび割れや剥がれが起こりにくいのも、安心できるポイントです。

確かな施工ができる専門業者は、火災や気温変化から暮らしを守り、きれいな仕上がりで心地よさも提供してくれる心強いパートナーです。

壁リフォーム時の配線工事こそまさに専門業者に任せて安心

新しく壁をつくる際に、骨組みが配線に干渉したり、位置がコンセントやスイッチと重なる場合があります。移設せずに工事を進めますと、電気が使えない他に、漏電や火災の深刻な事態を引き起こしかねません。

壁の新設によってコンセントが塞がれると、延長コードが必要になり、生活動線にも支障をきたします。こうした理由から、電気工事を見込んだ計画づくりが必要になります。

DIYでの配線工事で誤って切断すると、感電や火災になりかねないです。暮らしを守るリスクへの対策としては、法律で認可された資格を持つ専門業者に依頼し、電源まわりの動線までを考えた計画を立てることが欠かせません。

施工前に配線を調査してもらえば、電源が取れない不便を回避でき、壁リフォームの配線トラブルの不安がなくなります。

壁リフォームは耐震・防火・断熱や配線工事にリスクがあり、DIYでは見落としがちです。
プロの施工なら建築基準に沿い、安全性と仕上がりを両立できるため、安心して長く暮らせる空間づくりには専門業者への依頼が最適です。

壁リフォームの費用の詳細については、こちらのリンクの記事もご参考ください。

【徹底解説】壁のリフォームかかる費用相場は一体どのくらい?


防音リフォームにかかる費用相場は?事例も含めて徹底解説

まとめ

壁をつくるリフォームは、空間を仕切るだけでなく「暮らしの質」を大きく変えるものです。レイアウトの自由度に加えて、安心できる住まいづくりの計画にも役立ちます。

ご自身の暮らし方に合った選択を見極めることが、快適な住まいを築く確かな礎です。

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