「換気扇が古くなってきたけど、どこに頼めばいいのかわからない…。」
「費用が高くならないか不安。相場が知りたい」
そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、レンジフード交換の依頼先の種類や選ぶポイント、費用相場までをわかりやすく解説します。
「まずは情報を知りたい」という方も、ぜひ参考にしてください。
目次
レンジフード交換はどこに頼めばいい?メリット・デメリットを比較

レンジフードの交換を依頼できる業者はいくつかあります。それぞれの特徴を知って、自分に合った方法を選びましょう。
家電量販店・ホームセンター
家電量販店やホームセンターでは、レンジフードの取り替えにも対応している店舗であれば工事を依頼できます。
店舗で現物を見ながら選べることや、担当者にお手入れ方法や疑問点を質問しながら購入を検討できるのがメリットです。
ただし、工事は下請け業者に委託されることが多く、施工品質にバラつきがあることや、レンジフードに関する知識が店舗・担当者によって差がある店に注意が必要です。
「すぐ交換したい」「現物を見て相談しながら決めたい」という方には向いていますが、事前に情報収集を行ってから検討するのがおすすめです。
リフォーム会社
リフォーム会社に依頼する場合、他の箇所とセットで依頼できたり、キッチン周辺の悩みなど、キッチンの使い勝手全体を相談できる点がメリット。
「キッチン全体をリニューアルしたい」「プロにまるごと任せたい」という方に適しています。
ただし、レンジフード交換などの単品工事には対応していない場合や、単体のレンジフード交換だけだと割高になることもあります。また、施工品質は業者ごとに差があるため、信頼できるかどうかは口コミや評判をチェックしましょう。
キッチンリフォームの費用相場をまとめた記事がありますので、費用を抑えるコツなどを知りたい方はあわせてご覧ください。
住宅設備の施工事業者
レンジフードや給湯器など、住宅設備の設置に特化した施工会社もあります。
専門知識が豊富で、柔軟に対応してくれるので安心感があります。専門性を重視したい方や、施工にこだわりがある方におすすめです。また、メーカーにこだわらず、最適な機種を提案してくれることも嬉しいポイント。
相談方法がネットや電話のみの対応が多いので、見積もり時点では安価でも、依頼後に追加費用が発生する可能性があります。信頼できる業者か、慎重に見極めることが大切です。
レンジフードメーカー
お使いの換気扇の使用年数が6年以内なら、レンジフードを製造しているメーカーに直接依頼する方法もあります。
純正部品での交換が可能な点や、製品知識が豊富で安心感がある点が魅力です。
ただし、工事は外注業者に任せている場合も多く、品質にバラつきがあるので事前に口コミや評判を確認する必要があります。また、製品の選択肢が限られるため、他社製品との比較が難しい点もデメリット。
「今と同じメーカーで交換したい」「最新モデルを使ってみたい」という場合に向いています。
ガス会社
都市ガス・プロパンガスの供給元が提供する住宅設備サービスを利用するケースもあります。既存の契約がある方には便利な選択肢です。ガスに関する幅広い知識を持っているので、気になるところを相談しやすく、安心感がある点が魅力です。
デメリットとしては、提案される製品が限られる点や、他と比較すると費用がやや高額である点があります。そのため、コストを抑えたい方や、デザイン・機能性を求める方にはおすすめできません。
信頼できる業者を選ぶポイントとは?

レンジフード交換は見た目よりも専門性が高く、信頼できる業者に任せることが成功のカギです。ここでは、後悔しない業者選びのために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
施工実績・口コミ
まずチェックしたいポイントは、その業者がこれまでどれくらい実績を積んできたかどうか。「年間○件以上」など数字付きで公表されていると安心材料になります。
また、実際に利用した人の口コミや評価は、大切な判断材料です。たとえば、「説明が丁寧だった」「急な変更にも対応してくれた」などのポジティブな意見が多いと安心です。
一方で、「追加料金が発生した」「作業が雑だった」といったネガティブな評価がある場合は注意が必要になります。
Googleレビューやクチコミサイトだけでなく、自社サイトでも施工事例を丁寧に紹介している業者もあるので、総合的にみて判断することが大切です。
費用項目
レンジフードの交換費用は「商品代」+「工事費」だけではありません。処分費・部材費・交通費・電気工事費などが別途かかる場合があり、見積もりの内訳が曖昧な業者には要注意です。
価格だけでなく、「何にいくらかかるのか」を明確に提示してくれるかどうかは、信頼できる業者を見極めるポイントです。合計だけでなく内訳にも注目しましょう。
補償内容
工事後のトラブルや故障に備えて、補償があるかどうかも確認が必要です。施工部分についての保証は業者によってさまざまですが、特に確認するべきなのは次の2点です。
- 工事保証:施工ミスや設置後の不具合に対する保証
- 製品保証:メーカーが提供する製品自体の保証
商品本体についている保証期間のみか、長期保証がついているか、オプションで保証期間が延長できるかどうかといった点について、事前にしっかり確認しましょう。
見積もり時に確認すべきこと
事前に納得してレンジフードの交換を依頼するためには、見積もりの段階で詳細まで確認しておくことが大切です。
たとえば、現地調査があるかどうか、その費用が無料か有料かといった基本情報は、必ず押さえておきたいポイント。現在の設置状況に合った製品を選んでもらえるかどうかも重要です。
また、配線やダクトの位置によって追加工事が必要になる可能性や、不測のトラブルが起きたときに追加料金が発生する条件についても確認しましょう。
後から「聞いていなかった」とならないよう、見積もりをもらった時点で不明瞭な点についてしっかり質問しておくと、安心して依頼できます。
悪徳業者に騙されないためのリフォーム業者の探し方については、以下の動画でもご紹介しています!

レンジフード交換の費用相場と内訳
レンジフードの交換にはどれくらいの費用がかかるのか、相場と内訳を整理します。
本体価格+工事費でいくらかかる?
一般的な費用の目安は以下の通りです。
項目 | 費用の目安 |
レンジフード本体 | 約20,000〜70,000円 |
交換工事費 | 約15,000〜40,000円 |
既存品の撤去・処分費 | 約5,000〜10,000円 |
合計 | 約40,000〜120,000円 |
ブーツ型は従来の四角い形で価格は抑えめですが、凹凸が多く手入れが大変というデメリットがあります。一方、スリム型はフラットな形状で、見た目もすっきりしており、掃除も楽になります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、用途に応じた選び方が大切です。
おすすめのレンジフードについては、以下の動画でもご紹介しています!

換気扇だけ交換する場合との違い
- 換気扇:プロペラ型が主流で、壁に直接取り付けられている
- レンジフード:ファンや整流板、照明がセットになった一体型。シロッコファンなどが使われる
換気扇だけの交換で済むケースもありますが、キッチンの気密性や掃除のしやすさ、デザイン性を重視するなら、レンジフードごとの交換が推奨されます。
吸い込みが弱い、異音がする、内部に油がこびりついているなど、故障や異常などの不具合が発生している場合には、全体の交換を検討しましょう。
自分で取り外しや掃除はできる?注意点を解説

レンジフードは日常的な掃除程度なら家庭で対応できますが、本体の交換や配線などの作業は、専門知識や資格が必要になる場合があるため、注意が必要です。
ここでは、DIYでできること・やってはいけないことについて解説します。
DIYでできること
以下のような作業は、一般の方でも問題なく行えます。
- フィルターや整流板の取り外しと洗浄
- 外装(フードカバーなど)の拭き掃除
こうした定期的なお手入れを行うことで、レンジフードの性能を保つことができ、トラブルの予防にもつながります。
DIYでやってはいけないこと
以下のような専門的な作業は危険を伴い、法律上も資格が必要なケースが多いため、業者に依頼する必要があります。
- 本体の取り外し・取り付け
- 電気配線の結線作業
- ダクトの接続や穴あけ・加工
これらの作業を無資格で行うと、電気工事士法や建築基準法に違反する可能性があるほか、感電・火災・ガス漏れといった深刻な事故を引き起こすリスクもあります。費用を節約するつもりが、結果的に高額な修理費やリスクにつながりかねません。
レンジフードを交換を検討するタイミングはいつ?
レンジフードが不調なとき、掃除で済むのか、交換が必要なのかを見極めるにはどうすればよいのでしょうか?
目安となる症状をいくつか紹介します。
- 吸い込みが弱くなった
- モーター音が異常にうるさい
- スイッチの反応が悪い、点灯しない
- ファンが遅く回る、不規則に動く
- 運転時に振動や異音がする(「カラカラ」「キュルキュル」など)
こうした症状が出ている場合、レンジフード自体が劣化している可能性があります。特に、ファンの動作に異常が見られるときは、内部のモーターや軸に問題があるケースが多いため、交換のタイミングといえるでしょう。
耐用年数の確認しよう
レンジフードには目安となる「設計上の標準使用期間」があり、一般的には10〜15年とされています。2009年4月以降に製造された機種には、耐用年数が本体に表示されていることが多いので、一度確認してみてください。表示が見つからない場合は、取扱説明書をチェックしましょう。
標準使用期間を過ぎたレンジフードは、見た目に異常がなくても内部劣化が進んでいることがあるため、安全のためにも交換を検討するのがおすすめです。また、10年未満であっても明らかな不具合がある場合は、放置せず修理や交換の検討してください。
「掃除しても改善しない」「交換するほどなのか判断がつかない」という場合は、自己判断せず、まずは専門業者に点検を依頼するのが安全です。
プロに見てもらうことで、必要以上の出費や手間を避けられるだけでなく、今後のメンテナンスのアドバイスも受けられるメリットがあります。
【まとめ】安心して任せられるプロに相談しよう!

レンジフードの交換は、見た目以上に専門的な知識と技術が求められる作業です。だからこそ、「どの業者に頼むか」をしっかり見極めることが、仕上がりや金額面での満足度につながります。また、専門知識を持ったプロに相談することで、施工後の不具合にスムーズに対応してもらえたり、掃除やメンテナンスのアドバイスがもらえるのも魅力です。
この記事でご紹介した、レンジフード交換を頼める業者の種類と特徴、業者選びで確認すべきポイントなどを参考にして、安心して任せられる業者を選んでくださいね。
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