「色褪せた玄関ドアをおしゃれにリフォームしたいけど、どんなデザインが自宅に馴染む?」「補助金を利用すれば本当にお得?」などと悩んでいませんか?

リフォームで玄関ドアをおしゃれにするポイントは、外壁との調和を重視した色・デザイン・機能・素材の選択です。

さらに、断熱性能の高い玄関ドアを選べば、国の補助金活用で実質負担を軽減できる可能性があります。

本記事では、おしゃれな玄関ドアの選び方から、リクシル・YKK APの人気メーカー比較や、費用相場と補助金活用法まで詳しく解説します。

最後まで読めば、理想の玄関ドアリフォームを実現する具体的な方法が分かり、失敗のないリフォーム計画を立てられるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

リフォームで玄関ドアをおしゃれに選ぶポイント4選

外壁色と調和した玄関ドアのリフォーム事例画像

リフォームで玄関ドアをおしゃれに仕上げるには、外壁との調和・素材の選択・開き方の変更・最新の防犯機能の4つに注目しましょう。住まいの印象を左右する玄関ドアは、デザインと機能の両立がポイントです。

以下で解説する4つのポイントは、見た目の美しさ以外に、日常生活の利便性向上にも関係します。リクシル・YKK APなど主要メーカーが提供する豊富なバリエーションから、自宅の建築スタイルと家族構成に適した玄関ドアを選びましょう。

  • 外壁と調和する色でおしゃれに
  • 素材の特徴を活かしておしゃれに
  • 開き方を変えておしゃれに
  • 最新の防犯機能でおしゃれに

外壁と調和する色でおしゃれに 

玄関ドアの色選びでは、外壁との調和を意識しましょう。選ぶ素材とも関係しますが、色の選択は、玄関ドアリフォームで失敗しないためにとても重要です。

色選びをスムーズに進めるためには、まず仕上がりのイメージを大まかに描いておくことが大切です。建物全体の色調との調和を意識しながら、完成後の具体的な姿を思い描いてみましょう。

その際、方向性を次の2パターンに整理して考えると配色の選択がしやすくなります。

  • 建物全体と馴染む同系色で合わせる
  • 外壁とは対照的なアクセントカラーを取り入れる
外壁色と馴染む色とアクセントカラーの比較画像

同系色の組み合わせは自然な調和から、玄関ドアだけが浮いてしまうのを防げます。例えば、茶色系の外壁にはアイボリーや濃いブラウン、グレー系の外壁にはブラックやダークグレーなどが馴染みやすく、統一感のある外観に仕上がります。

一方で、外壁とは対照的な色を選ぶことで、ほどよいメリハリが生まれ、センスよくまとまった印象になります。玄関ドアの色は、外壁とのバランス次第で住まい全体の印象を左右するため、「リフォームで玄関ドアをおしゃれにしたい」と考える際には、外観との調和を意識することが大切です。

グレー系の外壁に調和した玄関ドアの施工事例

素材の特徴を活かしておしゃれに 

玄関ドアの素材には大きく分けて木製・金属製の2種類があります。それぞれの特徴を理解して、自宅の玄関をおしゃれな空間に仕上げましょう。

木製玄関ドアの特徴は、本物の木材が持つ独特な表情と断熱性能の高さです。年月とともに深まる色合いの変化や、傷や汚れを風合いとして楽しみたい方におすすめです。デメリットは、定期的なメンテナンスが必要なことや、金属製に比べて価格が高いところです。

金属製玄関ドアはアルミ製が主流で、金属の素材感を前面に出したものや、木目調に仕上げたものなどバリエーションが豊富です。

メリットは、サビに対する耐久性の高さとデザインの自由度で、定期的なメンテナンスが不要なところです。金属製の玄関ドアは、各メーカーから多彩なデザインの選択肢が提供されており、木製に比べると価格もお手頃のため、多くの方に選ばれています。

開き方を変えておしゃれに

おしゃれな引き戸の施工事例

玄関ドアの開き方には様々な種類があります。大きな分類では開き戸と引き戸に分けられますが、開き戸のなかでもいくつかの種類があります。

それぞれの特徴は以下の表をご覧ください。

開き方特徴
片開きドア・最も一般的で狭い間口に適している。
親子ドア・用途に合わせて開口幅を調整できる。
・大きな荷物の搬出入がしやすい。
両開きドア・開口幅が広く利便性が高い。
・重厚感がある。
引き戸・高齢者や子供など、力が弱い人も楽に開閉できる。
・車いす・ベビーカーの利用に適している。

玄関ドアのリフォームでは、基本的にドアの開き方も自由に選べます。片開きドアから親子ドアへの変更や、開き戸から引き戸への変更も可能です。開き方を変える理由のひとつは、家族構成の変化やライフスタイルの変化への対応です。

親子ドアには、車椅子利用者や引っ越し作業時に、子扉も開放して間口を広げられる柔軟性があります。

引き戸はバリアフリーとの相性がよく、車いす利用者にやさしい玄関ドアです。家族構成やライフスタイルに合わせて、おしゃれで実用的な玄関を実現しましょう。

最新の防犯機能でおしゃれに

最新の玄関ドアに搭載される代表的な防犯機能は「スマートキー」です。代表的なものには、リクシルの「FamiLock」やYKK APの「スマートコントロールキー」があります。

さらに顔認証対応モデルも両社からリリース済みで、リクシルから2025年に発売された「XE」には、オプションで自動開閉システムの追加も可能です。

スマートキー種類LIXIL(FamiLock)YKK AP(スマートコントロールキー)
リモコンキー✅ 対応✅ 対応
タグキー✅ 対応
・ハンドルにかざして解錠
✅ 対応
・ハンドルボタン+タグで解錠
カードキー✅ 対応
・カードをかざして解錠
❌ 対応終了
・2022年より廃止
スマートフォン✅ 対応
・専用アプリ「My Entrance」
✅ 対応
・専用アプリ「スマートコントロールキー」
顔認証✅ 対応(XEモデルのみ)✅ 対応

スマートキー搭載の玄関ドアにリフォームすると、鍵を取り出す手間が一切なくなり、買い物袋を両手に抱えていても玄関前でボタンを押すだけで解錠できる便利さを実感できます。

特に顔認証機能では、近づくだけで自動的に解錠できるため、スマートでおしゃれな印象が高まります。さらに、顔認証+認証キーによる「ダブル認証」を選べば、便利さとともに防犯性能の向上も可能です。

▶防犯玄関ドアについては下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

玄関ドアは開き戸から引き戸への変更もできる 

おしゃれな和風の引き戸の画像

玄関ドアは開き戸から引き戸への変更も可能です。反対に、引き戸から開き戸に変更することもできます。ただし、いずれの場合も既存の玄関構造によって、大規模な工事が必要になるケースも存在するので注意が必要です。

引き戸タイプの玄関ドアには、LIXIL リシェントシリーズやYKK AP ドアリモシリーズなどにラインナップがあります。おしゃれなデザインや、スマートキーを搭載した高機能モデルも用意されていますので、バリアフリー工事の際には検討してみてもよいでしょう。

玄関ドアを開き戸から引き戸に変更する方法

開き戸から引き戸への変更は、「カバー工法」で工事すれば1日で工事可能です。「カバー工法」は、現在の玄関ドアリフォームでは一般的な工事方法で、開き戸から引き戸への変更も「カバー工法」で行います。

ただし、既存玄関の開口サイズによっては、「カバー工法」が適用できないケースがあります。その場合は、「はつり工法」などの大規模工事が必要になるため、工事内容・工事期間・費用に大きな差が生じる可能性があります。

玄関ドアを開き戸から引き戸に変更する際に注意する事

玄関ドアを開き戸から引き戸に変更する際は、工事の長期化や費用の増大に注意が必要です。引き戸の設置には、最低でも1200㎜~1500㎜程の間口幅が必要です。間口幅が狭い場合は、間口部を拡張する大規模工事が必要となるため、工期も長くかかります。

引き戸には、車いす利用者の使いやすさ・強風時の安全性・荷物の運びやすさなどのメリットがある一方で、断熱性・防音性・防犯性に関しては、開き戸の方が優れているなどデメリットも多いです。

開き戸から引き戸への変更は、メリット・デメリットをよく理解して、慎重に進めましょう。

▶玄関引き戸リフォームの詳細は下の記事をご覧ください。

さいたま市で人気!おしゃれなリフォーム用玄関ドアの紹介 

こちらでは、リフォーム用玄関ドアでよく選ばれている、おしゃれで高機能な人気モデルをいくつかご紹介します。

LIXIL(リクシル)リシェントシリーズ・ジエスタシリーズ

リクシル リシェント玄関ドア3 M17型のサンプル画像

LIXIL リシェント玄関ドア3:M17型 親子 採光あり   カラー:エクリュアイボリー 木目調

リフォーム専用の人気シリーズです。スマートキー「FamiLock」にも対応しており、カバー工法で1日施工が可能です。

LIXIL公式 リシェント玄関ドア3

LIXIL ジエスタ D12 サンプル画像

LIXIL ジエスタ2:D12型 親子 採光あり 色:アンティークオーク

多彩なデザインバリエーションとカラー展開で、断熱性能と美しいデザインを両立した「おしゃれ」な玄関ドアです。最新の顔認証システムも選べる人気シリーズです。

LIXIL 公式サイト

YKK APドアリモシリーズ

YKK AP ドアリモ D50 サンプル画像

YKK AP ドアリモ D50 高断熱ドア C60N 親子 顔認証キー  色:ドライチーク

シックな木目調デザインがおしゃれな玄関ドアで、カラーバリエーションは5色から選べます。顔認証キー対応で、高機能が特徴のハイグレードモデル。住宅省エネ2025キャンペーンの対象となる高断熱ドアです。

YKK AP公式 ドアリモ玄関ドア

      

YKK AP ドアリモ D30 N05T サンプル画像

YKK AP ドアリモ D30 N05T(通風)親子 顔認証キー  色:アイスブルーノーチェ

全12色から選べる多彩なカラーバリエーションを誇る、断熱ドアです。なかでも9種類から選べる木調色が人気で、スマートキーにも対応可能です。

YKK AP 公式サイト

リフォームで玄関ドアをおしゃれに仕上げる費用相場 

費用計算をイメージした電特とコインの画像

リフォームで玄関ドアをおしゃれに仕上げるための費用は、工事内容によって大きく異なります。例えば、枠は残して扉だけを交換する場合は、約20万円程度から交換可能です。間口を広げるなどの大規模工事では100万円を超える場合がありますが、「カバー工法」で工事すれば、30万円程度から施工可能で工期も1日で済みます。

工法別費用相場の目安は以下の通りです。

工法工事内容費用相場
扉交換工法ドア本体のみ交換20万円~30万円
カバー工法既存のドア枠に新しい枠を被せる30万円~60万円
はつり工法外壁の一部を壊して枠ごと交換する50万円~100万円

上の表は一般的な費用相場の目安として参考にしてください。実際の工事費用は、玄関ドアのグレードやオプションにより左右されます。また、玄関ドアのリフォームは、住宅省エネ2025キャンペーンの適用対象工事です。条件を満たしたリフォーム工事では、補助金を受けられる可能性があります。

玄関ドアリフォームの進め方|まずは信頼できる業者選びから

誠実そうな笑顔が印象的なリフォーム業者の写真

玄関ドアリフォームを進める際は、信頼できるリフォーム業者への相談から始めましょう。まずは現地調査を依頼して、自宅の玄関に合ったリフォーム方法を見定めることが重要です。

例えば、「カバー工法」での工事が可能と分かれば、工事費用の概算が見えてきます。ここまで来たら、あとはおしゃれな玄関ドアを選ぶだけです。

リフォーム業者選びでは最初から一社に決めず、複数社に相談することが大切です。そして必ず相見積もりを取りましょう。見積が出たら、価格だけで判断せず、担当者の対応や人柄にも注目し、口コミ情報なども参考にしながら総合的に判断することが重要です。

玄関ドアを選ぶ際は、メーカーのショールームに行って現物を確認することが大切です。画像と実物では見た目の印象が異なることはよくあります。「せっかくコストをかけたのに思っていたのと違う」といった残念な結果にならないよう、慎重に進めることをおすすめします。

▶さいたま市のリフォーム業者選びの参考に、下の記事もぜひご覧ください。

さいたま市でオススメなリフォーム業者5選!費用や流れについても徹底解説


▶相見積もりを取る際の参考にこちらの動画もご覧ください。

【プロが解説】損しない!リフォームでの相見積もりの正しい取り方

【2025年さいたま市】玄関ドアリフォームに適用可能な補助金

「知って得する国からもらえる補助金」のテキストが書かれたアイコン画像

2025年にさいたま市で利用可能な、玄関ドアリフォームに関連する補助金について詳しく解説します。現在、国土交通省・経済産業省・環境省の合同補助事業として、「住宅省エネ2025キャンペーン」を展開しており、玄関ドアを高断熱ドアに交換するリフォームには、以下の補助制度が利用可能です。

制度名適している場合特徴
先進的窓リノベ2025事業窓・玄関ドアを組み合わせた開口部のみのリフォーム工事期間が短く申請も簡単
子育てグリーン住宅支援事業総合的な省エネリフォーム高額補助、複数工事の組み合わせ必須

※両制度は住宅省エネ2025キャンペーンの一環ですが併用はできません。どちらか一方を選択する必要があります。

子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、住宅省エネ2025キャンペーンの一環として国土交通省が実施する補助金制度です。既存住宅の断熱性能を高めて冷暖房エネルギーの削減を図り、2050年カーボンニュートラル実現を目指します。

玄関ドアリフォームも制度の適用対象ですが、高断熱ドアへの交換のほかに、外壁・屋根などの躯体部分の断熱工事や、太陽光発電などのエコ住宅設備設置の中から、全体で2つ以上の工事を組み合わせて実施することが条件です。

申請期限は2025年12月31日ですが、予算が上限に達した時点で終了するため、早めの申請をおすすめします

先進的窓リノベ2025事業

先進的窓リノベ2025事業は、子育てグリーン住宅支援事業と同じく、住宅省エネ2025キャンペーンの中核を成す制度で、玄関ドアリフォームも補助の対象です。

こちらも同様に、2050年カーボンニュートラル実現に向けての、住宅の断熱改修支援が目的です。特徴は住宅の開口部の断熱改修に特化している点で、玄関ドアの交換と窓の断熱改修の組み合わせが必須条件です。

公式サイトはこちら:住宅省エネ2025キャンペーンについて

省エネ・断熱住宅普及促進補助金制度

さいたま市では2025年4月から「省エネ・断熱住宅普及促進補助金」制度を新設し、市民の住宅省エネ化を支援しています。新築ZEH認証住宅には30万円、窓・玄関ドアの断熱リフォームには最大20万円の補助金を交付。

国の子育てグリーン住宅支援事業や先進的窓リノベ2025事業との併用も可能で、2050年ゼロカーボンシティ実現に向けた手厚い支援を提供しています。

さいたま市公式サイト

【FAQ】玄関ドアのリフォームでよくある質問 

Q&Aの文字が書かれたスケッチブックの画像

Q1.玄関ドアの交換はDIYでできますか? 

A:玄関ドアの交換は、技術的にはDIY可能ですが安全性の観点から、専門業者への依頼を強く推奨します。また、補助金制度を活用する場合は、登録事業者による施工が必須条件のため、DIYには適用されません。

Q2.マンションの玄関ドアはリフォーム可能ですか?

A: 基本的にはリフォーム可能です。ただし、外観に影響する変更は管理組合の承認が必要な場合があるため、リフォーム前に管理規約を確認し必要な手続きを取りましょう。

Q3.工事期間はどれくらい必要ですか? 

A:「カバー工法」による工事は1日で完了します。「はつり工法」などの大規模な工事の場合は、既存建物の状態や工事内容によりますが、数日~1週間以上かかる場合もあります。

まとめ

リフォームで玄関ドアをおしゃれに演出すれば、住まいの印象を大きく変えることができます。外壁と調和したデザインを選択し、木製・アルミ製などの素材の特徴を上手に引き出せば家全体の雰囲気が一変します。

さらに、開き方の変更による機能性向上や、スマートキーシステムなどの最新防犯機能を導入すれば、実用性とおしゃれさの両立が可能です。

2025年の補助金制度を活用すれば、費用負担を大幅に軽減しながら理想の玄関ドアを実現できるでしょう。ただし、補助金申請には登録事業者での施工や、登録製品の使用など適切な対応が必要です。

複雑な制度内容や施工方法でお悩みの方は、豊富な実績を持つ専門業者への相談をおすすめします。

さいたま市でのリフォーム実績が豊富なISMでは、補助金申請から施工まで一貫してサポートし、お客様のご要望に応じた最適な玄関ドアリフォームプランをご提案いたします。

理想的なリフォームで玄関ドアをおしゃれに仕上げたい方は、お気軽に下記お問い合わせフォームからご相談ください。

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