お風呂と洗面所のリフォームを検討するときに、「一緒にリフォームするほうがいい」という提案を受けたことがあるかもしれません。
実際、一緒にリフォームすることで、コストを抑えたり、デザインの統一感を持たせたりといったメリットがあります。
この記事では、どのくらいの費用がかかるのか、リフォームをする理由や注意点について詳しく解説していきます。
これを読むことで、具体的な金額やリフォームのポイントを把握でき、予算の立て方や計画の進め方がわかるようになります。
目次
お風呂と洗面所をリフォームをするべき理由とは
お風呂と洗面所のリフォームを同時に行うことには、数多くのメリットがあります。これから詳しく解説していく3つの理由を参考に、同時リフォームを検討してみてください。
①費用を抑えることができる
お風呂と洗面所を一緒にリフォームすることで、工事費用を抑えられるケースが非常に多いです。
理由の一つは、工事にかかる人件費や設備の設置費用がまとめて対応されるため、個別にリフォームを行う場合よりも効率的に作業が進むことです。
たとえば、リフォームでは給排水管の交換や接続作業が必要ですが、これを別々に行うと二度手間になり、工事が長引くために費用も高くつくことがあります。
しかし、同時にリフォームを行えば、業者が一度の工事でこれらの作業をまとめて処理することができ、移動時間や準備のコストも減らせます。
また、資材の発注や施工機器の設置など、工事に必要な準備費用も一度に済ませることで、コスト削減につながります。
リフォームの見積もりを依頼する際には、業者に「同時リフォーム」のオプションを聞いてみるとよいでしょう。通常、複数の作業をまとめることで割引を適用してくれる場合が多く、結果的にトータルコストを低く抑えられるのです。
②メンテナンスを同時に行える
お風呂と洗面所はどちらも水回りであり、住宅設備の中でも特にメンテナンスが重要な箇所です。通常、これらの設備の寿命は10〜20年程度と言われており、長年の使用によって給排水管が劣化し、水漏れや詰まり、カビの発生などのトラブルが起きる可能性が高くなります。
もしお風呂だけを先にリフォームしてしまった場合、数年後に洗面所の設備が故障したり、給排水管が劣化してしまったりする可能性があります。
その場合、再度別途でメンテナンスやリフォームが必要となり、結果的に二度手間になってしまいます。一方で、お風呂と洗面所を同時にリフォームすることで、配管や設備をまとめて点検・交換でき、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。
特に、洗面所の排水設備や湿気対策などは、お風呂と一緒にリフォームすることで効率的に改善することができます。湿気の多い浴室周りはカビや腐食が発生しやすいため、リフォーム時に断熱材や防湿材を適切に導入することが推奨されます。長期間にわたる耐久性を確保でき、メンテナンスの頻度も減るため、結果的にコスト削減にもつながります。
③統一感を持たせオシャレな印象にできる
デザインの面でも、お風呂と洗面所を同時にリフォームするメリットは大きいです。どちらか一方のみを新しくリフォームすると、もう片方が古い設備やデザインのままで、アンバランスな印象を与えてしまうことがあります。たとえば、最新のユニットバスを導入しても、隣にある洗面所が古びていると全体の統一感が損なわれてしまい、違和感を感じることがあるでしょう。
一方で、お風呂と洗面所を同時にリフォームすることで、デザインや色調、使用する素材を揃えることができ、統一感のある美しい空間を作り上げることができます。統一されたデザインは、空間全体にオシャレな印象を与えるだけでなく、スムーズな動線を確保することで機能性も向上します。
たとえば、お風呂と洗面所のデザインを合わせてシンプルなモダンスタイルに仕上げると、清潔感があり、ホテルのような高級感を演出することができます。また、収納スペースやミラーのデザインも統一することで、使い勝手が良くなるだけでなく、見た目の美しさも引き立てられます。
注意すべきポイント
リフォームを成功させるためには、事前にいくつかの注意点を把握しておくことが非常に重要です。以下に、リフォームを進める際に特に留意すべきポイントを詳しく解説します。
①両方使えない期間を確認すること
お風呂と洗面所を同時にリフォームする場合、工事期間中はどちらも使用できなくなることが一般的です。これにより、日常生活に支障をきたすことが考えられます。特にお風呂が使えない場合、毎日の入浴に困ることが予想されるため、事前に代替手段を用意しておくことが重要です。
工事のスケジュールをリフォーム業者に確認し、工事期間がどのくらいかかるのか、そして具体的にどの部分が何日間使えないのかを把握することが必要です。場合によっては近隣の銭湯を利用することや、親戚や友人の家でシャワーを借りることも選択肢に入れておくとよいでしょう。また、工期を短くするために、複数の工事業者に分担して工事を進めてもらうという方法も考えられます。このような準備を事前に整えておくことで、工事期間中も快適に生活を続けられます。
②予算を明確にすること
リフォームには、お風呂や洗面所のグレード、デザイン、機能性などにより、非常に大きな価格差が生じます。高級素材や最新設備を取り入れると、すぐに予算が膨らんでしまう可能性があるため、まず最初に予算の上限を明確にしておくことが重要です。どの部分にコストをかけ、どこを抑えるか、優先順位をしっかりと定めておくことで、無駄な出費を避けられます。
リフォームの過程で、オプションを追加したくなる場合もありますが、予算内に収めるためには事前にしっかりと計画を立て、不要な追加を防ぐことが大切です。
たとえば、お風呂の暖房乾燥機能やミストサウナ機能など、便利なオプションが多く用意されていますが、それが本当に必要かどうかをよく考えましょう。
カタログやショールームを活用して、実際に商品を確認し、コストパフォーマンスが高い設備を選ぶことが成功のカギです。
③信頼できる業者選び
リフォームの仕上がりは、業者選びに大きく依存します。信頼できる業者に依頼することで、安心して工事を任せられ、リフォーム後の満足度も高くなります。業者を選ぶ際は、インターネットの口コミやSNSでの評判、過去の施工実績を確認することが重要です。特に、顔出しで情報を発信している業者や、リフォームに関する有益な情報を積極的に提供している業者は、信頼性が高い場合が多いです。
また、見積もりを複数の業者から取り、費用や施工内容を比較することも大切です。同じ工事でも業者によって料金やサービス内容に大きな差が出ることがありますので、納得のいくまで比較検討を行いましょう。信頼できる業者は、見積もり段階での対応も丁寧で、工事に関する質問にも親身に答えてくれるでしょう。
また、契約後も定期的に進捗を報告してくれる業者や、アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことも重要です。工事が終わった後も、何か問題があった場合にすぐに対応してくれるかどうかは、リフォームの満足度を大きく左右します。
お風呂と洗面所をリフォームしたときの費用相場は
リフォームの費用は、工事内容や選ぶ設備のグレードによって異なります。以下に、一般的な費用相場を紹介します。
①お風呂だけ
ユニットバスや浴室全体のリフォームを行う際、費用は選ぶ設備やデザインによって大きく異なりますが、一般的な相場は50万円~150万円程度です。
浴槽やシャワーの機能、壁材や床材のグレードによって費用が上下するため、自分の予算と求める機能性を明確にしておくことが重要です。
例えば、シンプルなユニットバスの交換であれば、40万円~70万円ほどで済むことが多いですが、ジェットバスや浴室乾燥機、床暖房などの高機能設備を導入すると、費用は100万円以上になることもあります。また、デザイン性を重視してタイル張りやガラスパネルを取り入れる場合は、さらに費用がかさむことがあります。
ただし、浴室リフォームは単なる快適性向上だけでなく、断熱性の改善やカビ対策、老朽化した配管の交換なども考慮できるため、長期的なメリットが大きいリフォームとなります。
②洗面所だけ
洗面所のリフォームにかかる費用は、一般的に10万円~30万円程度が相場です。こちらも選ぶ洗面台や収納設備のグレード、工事の範囲によって異なります。例えば、既存の洗面台をシンプルなものに交換するだけであれば、20万円以下で済みますが、収納スペースの増設やタイル張りの床など、デザインや機能を強化したリフォームを行う場合、50万円以上かかることもあります。
具体例としては、三面鏡タイプの洗面台やタッチレス水栓を採用した場合、機能性が向上する一方で、費用は少し高めになります。しかし、収納力の増強や使い勝手の改善が図れるため、長く使うことを考えれば十分に価値のあるリフォームといえるでしょう。
また、洗面所は毎日の身支度に欠かせない空間であり、見た目や機能性のバランスを考慮することが、満足のいくリフォームを実現するためのポイントとなります。
③お風呂と洗面所を同時にリフォームした場合
お風呂と洗面所を同時にリフォームする場合、相場としては60万円~180万円程度が見込まれます。費用の幅は、使用する設備や素材のグレード、リフォームの規模によって大きく異なります。例えば、高級グレードのユニットバスや、収納力を強化した洗面所を選ぶと200万円以上かかるケースもありますが、シンプルな設備で最低限のリフォームを行えば、価格を抑えることは十分可能です。
同時にリフォームするメリットは、工事費用や人件費を一度にまとめて抑えられる点にあります。個別にリフォームを依頼するよりも、トータルコストを抑えられることが多いため、予算内で最大の効果を得ることが期待できます。
また、お風呂と洗面所を同時にリフォームすることで、統一感のあるデザインや設備を導入しやすくなり、見た目の美しさや機能性が向上します。特に、デザインや色合いを揃えたリフォームは、キッチン全体の印象を大きく変え、快適な生活空間を実現するための一助となります。
④水回り全てリフォームした場合
お風呂や洗面所に加えて、キッチンやトイレなどの水回り全体をリフォームする場合、費用は100万円~300万円程度が目安です。水回りは家の中でも特にメンテナンスが重要な箇所であり、設備の劣化や配管の老朽化が進んでいる場合、一度にリフォームを行うことで、長期的なメンテナンスコストを大幅に抑えることができます。
また、給排水管の交換や断熱対策、バリアフリー化なども同時に行うことで、快適性だけでなく、安全性も向上させることができます。特に、築年数が経過した住宅では、水回りのトラブルが発生しやすいため、同時にリフォームを行うことが推奨されます。
全体をリフォームする場合、設備やデザインの選択肢が広がり、最新の機能や素材を取り入れることで、家全体の快適性を大幅に向上させることが可能です。また、配管や給排水設備の一新により、将来的なトラブルのリスクを軽減することも期待できます。
このように、全体の水回りをリフォームすることで、快適で機能的な生活環境を実現しつつ、長期的なメンテナンス費用を削減できる点が大きな魅力です。
まとめ
お風呂と洗面所のリフォームを成功させるためには、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。まず、工事期間中はどちらも使用できないため、その期間がどれくらいかかるのかをしっかり確認しましょう。工事期間中は銭湯を利用したり、家族や友人の家を頼る必要が出てくるかもしれません。したがって、工事期間に応じて生活に与える影響を最小限に抑える計画を立てておくことが大切です。
次に、予算の設定は非常に重要です。お風呂や洗面所のリフォームには、グレードやオプションによって大きな価格差があります。最初に予算をしっかりと決め、その範囲内で優先順位をつけることが、リフォームの満足度を高めるためのポイントです。必要な機能を明確にし、どこにお金をかけるかを事前に決めておくことで、予算オーバーを防ぎ、納得のいくリフォームが実現します。
最後に、信頼できる業者選びも欠かせません。口コミやSNSでの評判、過去の施工実績を調べることで、信頼性のある業者を見つけましょう。また、見積もりを複数の業者から取り、費用やサービス内容を比較検討することも大切です。業者とのコミュニケーションを密にし、リフォーム中の要望や疑問点を解消しておくことで、工事の進行がスムーズになり、満足のいく仕上がりが期待できます。
お風呂や洗面所のリフォームを検討している方や、これからリフォームを考えている方はぜひ株式会社ISMまでお気軽にご相談ください。どうしようか悩んでいる方も大歓迎です。以下の問い合わせページからお問い合わせください。
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